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おさんぽ 

osannpo

江國香織 著
こみねゆら 絵
白泉社刊



素敵なレースのついた、新しいスカートを着て
うれしそうに外出する女の子の一日を描く。

緑色の自動車に乗ったお皿が、何故か、
女の子の後を、ずっとついてきます・・・。

レースのスカートの布地を、
家の窓のカーテンにするために、
分けて欲しいと、モグラから頼まれた女の子は、
鋏で、スカートの後ろの部分を
切り取り、モグラに渡します。

蛇から、生まれたての赤ん坊のために、
レースのスカートを分けて欲しいと
頼まれた時も、女の子は、
「そういうことなら、しかたないわね」
と、快くスカートを切り取ります。

とうとうスカートは、
前身ごろだけになってしまいました・・・。

お皿は、女の子に、車に乗る様に、
しきりに勧めますが、
なかなか、女の子は応じようとはしません。

とうとう、しびれをきらしたお皿は、
車から降りて、女の子に語りかけますが・・・。


お気に入りの、新しいレースのスカート生地を
惜しげもなく、蛇やモグラにあげてしまう少女。

大きなお屋敷に住んでいる
古いお皿が緑色の車を運転して出てきた時は驚きました。

グリーンの高級車・・・。

私の勝手な想像では、
雰囲気トヨタクラシックでしょうか(笑)

お皿は、あくまで、上から目線で、
女の子に話しかけます。

お皿は、女の子に車に乗る様に勧める一方で、
自分の生い立ちは、
立派なお屋敷で暮らしていたと言う事以外は、
語ろうとはしません。

反発する女の子・・・。

現代的な質疑応答でしたが、
これが意外と好印象でした。

モグラと蛇の一見、無理な要求に、
あっさり応じる包容力を持ちながら、
お皿の傲慢な態度には、毅然と応対する女の子。

お皿は、女の子に何度も拒絶されて初めて、
家出の理由を正直に話します。

古い大きなお皿は、もう何十年も、
食器棚から出してもらえずにいたのです・・・。

お皿は、アンティークでとても素敵でしたが、
周囲が少し欠けていました・・・。

女の子は、前だけになったスカートを、
エプロンとして使い、古いお皿で
食事をしました。

良く言えば・・・リサイクル。

物を大切に扱うという事につながるのでしょうか。
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