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母なる大地父なる空 アリューシャン黙示録 下


短身族の<殺し屋>の息子を
出産してしまった黒曜石は、浜辺へやって来た、
妻を亡くしたばかりの<筋肉>から
生まれたばかりの息子を託されます。

殺し屋一味の、「クジラ狩り族襲撃計画」を知った、
黒曜石と<古に遡る>は、
クジラ狩り族の救援に旅立ちます。

黒曜石に惹かれている<筋肉>も、
仲間の狩人と共に、同行します。

クジラ狩り族の村に到着して、数日後、
短身族が襲ってきました。

この闘いが、クライマックスですね。

一昼夜続いた戦闘に勝利はしたものの、
味方も大勢倒れました。

短身族のカヌーの底を切りに行った、
<多数のクジラ>の孫も戦死しました。

<古に遡る>は、家に侵入した短身族2人を、
槍で倒しますが、自らも瀕死の重傷を負ってしまいます。

一方、黒曜石は、村へ戻る途中で
<灰色の鳥>から、
「第二夫人にならなければ、『秘密』を公表する」
と、脅迫されます。

黒曜石の、『秘密』とは・・・。

黒曜石は、息子が<殺し屋>の血を、引いているという
事実を、隠していました。

みんなには、<古に遡る>の息子の
<アザラシに忍びよる>との間に授かった子だと・・・。

村人達に、真相を、知られれば、
子供は殺されてしまいます。

追い詰められた黒曜石の前に、突然、短身族の、
生き残りの戦士が立ちはだかりました・・・。




一見、波乱万丈のストーリーにも思えますが、
実際に読みすすめていくと、
坦々とした進行で、それほど、変化を感じませんでした。

物語としての魅力よりも、アリュート族の慣習に
ひかれました。

クジラ狩り族の村に、到着してからが面白いです。
短身族との闘争は、目が離せません。

一時は、幸運の女神に見放されたかの様だった
黒曜石でしたが、結果としては、
この時代の女性が幸福に暮らせる要素を
いくつも手にします。

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母なる大地父なる空 アリューシャン黙示録 上

hahanarudaitititinarusora
スー・ハリソン著
河島弘美訳
晶文社

9000年前(紀元前7000年頃)に、アリューシャン列島に
住んでいたアリュート人の、
13歳の勇敢な美少女<黒曜石>の物語。

山でベリー摘みをしている間に、第一等族の村で惨劇が起こり、
黒曜石はひとりぼっちに・・・。

孤独の中で、村人全員の埋葬を終えて、家々を閉じた後
黒曜石は、カヌーで旅をして、ある浜辺にたどり着きます。

この浜辺には、<古に遡る>という
老いた彫刻師が暮らしていました。

この平和な浜も、再び、残忍な短身族<殺し屋>他1名の
襲撃にあい、ひとりは<古に遡る>が・・・
もうひとりは、黒曜石が葬りましたが・・・。

・・・黒曜石は、短身族の子を宿してしまうのです。



著者は、ミシガン生まれの女性で、続編に
「兄なる風」「姉なる月」を含む、長編の大河ロマンです。

「ルーツ」に影響され、書かれた「先史時代フィクション」です。
アメリカ最大の出版社から、1990年に出版されました。

1991年に、アメリカ図書協会のヤング・アダルト向き
ベストブックスに選ばれています。

3年間の調査後、4年がかりで執筆されました。

極北の海洋民、アリュート族の慣習が
さりげなく描かれております。

登場人物の性格の描きわけが、素晴らしい。

人物の名前も<青い貝殻><古に遡る><多数のクジラ>
<アザラシに忍びよる><灰色の鳥>等、先住民風です。

ちなみに<灰色の鳥>と<青い貝殻>は夫婦ですが、
わかりにくいでしょう(笑)

ストーリー的には、「ああ、やっぱり」という結末ですが、
個人的に、先住民の文化が好きなので、楽しめました。

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