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晴れのち猫

Categoryフィクション 1/1

水底の棺 中川なをみ

中川なをみ著村上豊イラストくもん出版刊平家が、都を追われようとする時代。大阪なんば駅から高野口までの中間に実在する、狭山池の改修工事にまつわるフィクション。最近の改修の際、狭山池の湖底から重源による改修の事跡を刻んだ石碑が発見されたそうです。河内の狭山で、素焼き(陶器)職人の息子として生まれた焼太(通称 小松)の8歳から30歳までの成長物語です。登場人物は、ワラ製品を売りに京へ上ったまま行方不明の父、...

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月の恋人 道尾秀介

道尾秀介著新潮社刊人気作家による、月9書下ろしの、ラブストーリー。冷徹にビジネスを成功させる青年社長、葉月蓮介が、夜の上海で巡り合った美女。物語は、レゴリスの社員らを巻き込み、波乱の展開に・・・。物語の後半、蓮介が弥生の祖父母が経営するメロン農場を訪れるあたりから、事態は急展開するも、原作のラストでは、シュウメイがミンと一緒に中国で玉のお店を、オープンするために帰国して行く空港のシーンで、物語は終...

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義経 宮尾登美子

宮尾登美子著日本放送出版協会刊源氏と平氏と朝廷の確執に煽られて、兄の不興をかい、衣川で妻・娘(4)と共に自害するまでの、31年間の源義経の生涯を描く。源平、両方の棟梁に愛された、常盤御前の生涯についても、描かれております。平清盛についても、従来とは異なる描き方で、興味深いです。NHKで見た歌舞伎の常盤御前は、哀しみに満ちていましたが、読後は印象が変わりました。義経・頼朝を取り巻く側近達の、思惑・性...

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ファントム(下) スーザン・ケイ

スーザン・ケイ著扶桑社刊   1.ナーディル・・・エリックを逃亡させた罪で服役の後、パリへ移住する。   2.エリック・・・稀に見る美声の持ち主。オペラ座の怪人、ファントム。      3.エリックとクリスティーヌのフーガ    4.ラウール・・・クリスティーヌ・ダーエの幼馴染の好青年、子爵。エリックを、ペルシャへ招いたのは、シャー(皇帝)の母 大后だった。美しくも残忍な大后の性格に、嫌気がさし、ペルシャ...

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ファントム(上) スーザン・ケイ

スーザン・ケイ著北條元子・訳扶桑社刊   1.マドレーヌ・・・エリックの母   2.エリック・・・後年、ファントム(オペラ座の怪人)と呼ばれる少年   3.ジョヴァンニ・・・ジプシーと同行する興行師   4.ナーディル・・・皇帝の命でエリックをペルシャへと招くマザンデランの警察長官19世紀、フランス。最愛の夫シャルルを亡くしたマドレーヌが失意の中で産んだ長男エリックは、この世のものとは思えない恐ろしい容貌...

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≪マクリーンの川≫

ノーマン・マクリーン著渡辺 利雄訳集英社北西部モンタナの渓流での鱒釣りを背景に展開する家族の絆の物語。不器用で堅実な兄、ノーマン。フライ・フィッシングの名手ながら、新聞記者としての才能も発揮できず、奔放に生き、破滅していくポール。ノーマン父子は、終生、ポールの死について、こだわり続ける。他の作品に『マクリーンの渓谷』(全米批評家協会賞受賞)『マクリーンの森』ブラッド・ピットの出世作となったロバート...

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魔女の血をひく娘1・2

セリア・リーズ著亀井よし子訳理論社刊     中世イギリスの魔女狩りから逃れて、アメリカの入植地(ピューラ)へ渡った、少女メアリーの物語 。メアリーの実母は、当時としてはめずらしい、意思の強い聡明な貴婦人でしたが・・・ 軍人の家系だったため、夫も舅も出征してしまい、幾年にもわたる長い長い戦争の間、メアリーの母は、たったひとりで、広大な屋敷に取り残されます。その間に、彼女は、ひとりでメアリーを出産しま...

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