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白いソニア 渕上 サトリーノ

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渕上 サトリーノ 著
さわたり しげお 著
自由国民社刊

本書の売り上げの一部(50yen)が

白いソニア基金から北海道盲導犬協会に寄付されます。


以前ご紹介した、黒いラブラドール犬ソニアの

愛の物語が絵本になりました。


飼い主と死別してからというもの、

ふさぎこむ黒ラブのソニア。


漆黒の体毛は、次第に白く生え変わり

白いラブラドールになってしまいました。


本書では仔犬の頃のソニアの写真や、

ソニアの産んだ子犬の写真も掲載されています。
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ランポ 旅に生きた犬 エルビオ バルレッターニ

rannpo


エルビオ バルレッターニ (著)
辺見 栄 訳
ペットライフ社刊


1953年、イタリア北西部の鉄道駅

カンピーリア・マリチマ駅に、ふらりと降り立った犬、ランポ。

rannpo1

ランポは一つ所に留まることを好まず、

ローマ行きの急行に乗り、旅をする犬でした。

ランポは、終電に乗り遅れたりはしない。


この本をお読みになられる方は、

ランポの幸せを願わずには、いられないでしょう。


乗り間違えれば、次の駅で下車し、

すぐに反対方向の列車でUターンする犬です。


人を選び、自由に生きようとする孤高の犬ランポ。

ランポを愛し、支えようとする人々と、

ランポをカンピーリア駅から追放しようとする人々。

後者は、ランポがテレビ・新聞の一面を飾った後、

悔い改めランポに許しを乞うが、

決してランポは心を開かなかった。


イタリア・フランス・アメリカの人々の心に、

深い感銘を与えた、実在した犬の物語。

rannpo2



時折、丘から心配そうに海を眺めていたランポ。

飼い主は、ランポを置いて船出したまま帰らなかったのでしょうか・・・

それとも、泳ぐのが好きな方だったのでしょうか。

ランポはとても海が好きな犬です。

泳ぎも上手でビーチが大好きでした。


夏は、週の何日かは、

バスターミナルから海水浴客に混じって、

バスに乗車し、ビーチへ。

泳いだ後は、日光浴でモフモフになり、

帰りは、バス停からバスに乗り、

なじみの街に住む副駅長の家へ帰宅し夕食。

終電で、カンピーリア駅の事務室へ戻り就寝する犬なのです。


元々、ランポはアメリカの犬でした。

アメリカ船の若い船員が、可愛がっていた仔犬だったのです。

リボルノで停泊中、

上陸したランポは出船時刻に間に合わなかったようです。

ランポは、いつか、船が自分を迎えに戻ると信じて、

何日も、埠頭で海をみつめ、船を待っていたそうです。


リボルノの監視員の老人としばらく暮らした後、家出。


リボルノの駅で、野犬狩りに捕らえられる寸前、

駅のポーターの機転で、駅を脱出。

ある鉄道員が、まだ仔犬だったランポの首を持って、

貨物列車に放り込んだのです。


晩年、リボルノ時代の飼い主だった

港湾監視員の老人に偶然再会し、

老人の家に、自発的について行くのですが、

4日後、ランポは独りで

寂しそうにカンピーリア駅に帰ってきます。

しかし、その後もランポは、度々電車に乗ってリボルノへ行き、

老人を訪問したのです。


子供が好きで、動物好きの人間を愛する犬でした。

副駅長の娘の幼稚園の通園に付き添った後、

駅長の奥さんを訪問し、買い物に同行するのです。

その余暇として、急行に乗って列車旅行を楽しむランポ。

カンピーリア駅に停車する急行の食堂車のコックから、

骨付き肉を貰う写真は有名で各紙を飾りました。


この本の著者は、カンピーリア駅の副駅長です。

流通量が少ないようですが、

ブックオフの100yenコーナーで、入手し幸運でした。

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真夜中のコックさん ボッカ

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ボッカ 作絵
スカイフィッシュ・グラフィックス 刊




ある街に、真夜中に開店するレストランがありました。


真夜中なので、誰もお店に来てくれません。


ところが・・・ある日。


「こんな時間にお店が開いてるなんて、

夜中に仕事する俺達にぴったりだ」

って、初めてのお客様が来店されたんです。


コックさんは、大喜びで腕をふるいましたが、

お砂糖と塩を間違え、

間違えだらけの料理が完成しちゃったんです。

でも、その料理は「旨い!」と大好評。

ところが、デザートの前に・・・




温厚なコックさんと、愛犬カトリーヌ が活躍するお話です。

ほのぼのとしたストーリーですが、

イラストが効いていて楽しめました。
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エゾオオカミ物語 あべ弘士

ezoookamimonogatari

あべ弘士著
講談社刊


たった100年前の北海道で、

繁栄していたエゾオオカミは絶滅してしまい、

今では、その姿を目にする事はできません。

何故、エゾオオカミは、

牧場の家畜を襲うようになってしまったのか・・・

シマフクロウは、

エゾオオカミと森と人間の歴史を語りかけます。


エゾオオカミの生態の特徴について、

詳しく書かれていると、もっと楽しめるのですが・・・
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ろくべえまってろよ 灰谷健次郎

rokubeemattteroyo

灰谷健次郎著
長 新太絵
文研出版刊



犬の「ろくべえ」が、深い竪穴に落ちてしまった。

みすず・しろう・えいじ・かんちゃん・みつお。


高学年の生徒は、まだ帰宅していない時間帯に、

5人の幼い小学生達だけで、犬の救出劇を繰り広げます。


大人達は、穴に落ちたのが

子供達でなかった事に安堵しますが・・・

子供達は、ろくべえを励まし続け、

ろくべえの恋人「クッキー」を、連れて来ます。


クッキーをカゴに入れて、竪穴へ降ろし、

クッキーに、つられた、ろくべえがカゴに乗り込むという計画でしたが、

穴の底でクッキーは、サッとカゴから降りてしまいます。

失敗したかに見えましたが・・・

クッキーが、再びカゴに乗ると、

ろくべえも一緒に乗ったではありませんか。


こうして、誰も怪我する事なく、無事に

ろくべえを救出する事ができました。

いつの時代にも、共感できるお話ですね。


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白い犬とワルツを テリー・ケイ

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テリー・ケイ 原作
三木卓 文
YUJI 絵
ゆまに書房刊



新婚の頃、サムの妻は、純白の犬を飼いたがった。

妻はその犬に、フロスティ(霜)という名前をつけた。

しかし、可愛いがられていた犬は、

間もなく、突然、何処かへ姿を消してしまう。


やがて、80歳になった時サムの、

最愛の妻は病気で他界してしまう。


ある日、夜明けに、サムが机の前にすわっていると、 

窓の外にあの純白の犬がいた。

しかし、サムは束の間、一緒に暮らしたフロスティを、

すっかり失念していた。


やせて腹をへらしている白い犬。

ポーチへ出ると犬は遠のき、そこからこっちを見ている。

次の日も、その次の日も、犬はやってきた。

鳴かずに、静かにこっちを見ている。


サムは、近所に住むひとり娘のケイトに電話し、

「のら犬がきている。追いはらってくれ」

だが、いくらさがしても犬などいない。

ケイトは思う。

「ああ 父さん。

父さんは年をとってまぼろしの犬を見るようになってしまった」


サムと犬は、一緒に暮らすようになり、

やがて、ついに、サムは白い犬に触れたのだった。

白い犬に誘われ、歩行器で歩くサム。

まるで、犬とワルツを踊るように・・・。


やがて、サムの家族は皆、白い犬を見るようになった。

だが、さわれない。

犬に触れるのは、サムだけだった。


同窓会に白い犬を連れて、トラックで出かけたサムは、

途中の小川のほとりを、犬と散歩する。

そこは、かつて妻にプロポーズした場所だった。


ある晩、腰痛の発作をおこしたサムは、

夜中に身動きできなくなってしまう。

サムの家が、深夜なのに電灯が、

真昼のように点灯し、

家の脇に白い犬が座っている様子を見たケイトは、

サムに異変が起きた事を直感する。

退院したサムは、誰かの介助がなければ、

暮らせなくなってしまう。

ふたりっきりで暮らせなくなってから、

犬はサムの前から姿を消した・・・


やがて、90歳近くになったサムは、ガンで倒れる。

雪が舞った翌朝、サムのお墓のまわりには、

小さな犬の足跡が、いっぱい、ついていたのだった。

犬は、サムの妻だった。




ゲオの古書のコーナーで、何気なく手に取った本が、

そんな有名なお話だとは、存じませんでした。

大人のための絵本ですが、

何故か哀しみは感じません。

サムが、妻と知り合う前に、

ちょっと好きだった女性の葬儀のシーンなどが、

生々しいですね。
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ラクダのこぶはなぜできた? ジョセフ・ラドヤード・キップリング

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ジョセフ・ラドヤード・キップリング (著),
リスベート・ツヴェルガー (著),
宮内 悠介 (著),
ノルドズッド・ジャパン 刊



この世がまだできたてのほやほやの頃、

馬・牛・犬が、人間の仕事を手伝っているのに、

ぶらぶらしているばかりのひどい怠け者のラクダがいました。

馬や牛、犬も、手伝ってほしいと頼むのですが、

ラクダは、一向に、動こうとはしませんでした。

そこに砂漠の主、魔法使いの「ジン」が、

風にのって現れます。

ジンは、聞く耳をもたない様子のラクダにあきれて、

ラクダの背中に、こぶを与えたのだそうです。



このお話は、キップリング自身が

子供たちに語っていた物語なのですが、

残念な事に、息子は戦死し、その後を追うようにして、

可愛いがっていた幼い娘も、この世を去ってしまいました。

キップリングは、娘が好きだった所にアンダーラインを引いて、

このお話を書き上げたのだそうです。

素朴な物語に仕上がっています。
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愛犬王 平岩米吉伝 片野ゆか

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片野ゆか著
小学館刊

   1.狼に憧れた神童
   2.白日荘のにぎやかな住人
   3.動物文学に集う人々   
   4.愛犬の系譜
   5.戦火のなかの動物
   6.犬は笑うのか?
   7.狼との対話
   8.奇人先生の愛した犬達

第12回小学館ノンフィクション大賞受賞作。

昭和60年に没した愛犬家 平岩米吉氏は、

近藤日出造の「昭和奇人伝」に、

牧野富太郎と並んで紹介された人物です。


連珠の大家で、日本犬と日本猫の保存

フィラリアの撲滅と治療に尽くしました。

戦前、自由が丘で、シェパード・狼

ジャッカル・狸・狐・ハイエナ・ジャコウネコを飼育。


平岩米吉氏は、6代目甚助・志けの長男として、

竹問屋に生まれます。

先妻との間に生まれた長男を廃嫡するという、

事情の中、実母 志けが育児放棄した為、

乳母 廣瀬みさに育てられます。

亡き夫が剣術家だった廣瀬は、米吉に連珠を教え、

夜毎、「椿説弓張月」を聞かせます。

椿説弓張月に登場する山雄・野風の2頭の狼の忠義に、

魅せられた米吉氏は、狼を飼いならし、タクシーに同乗させ

銀座の街を犬の様に連れ歩いたといいます。

当時、狼の実物を見た人は、皆無で、

周囲の人々には、大型犬だと思われていたようです。

狼は、犬の群れで生活すると、程なくして遠吠えをやめ、

ぎこちないながらも、犬の様に鳴くのだそうです。


空襲の激化で疎開、帰京後は、

外国人による(数年間の)自宅の不法占拠に悩まされながらも、

最愛のシェパードを室内飼いする一方、

雑誌「動物文学」を創刊し犬たちの詩歌を詠みました。


  『犬は犬、われはわれにて果つべきを

            命触りつつ睦ぶかなしさ』

今は亡き、全ての愛犬の毛を財布に入れていたという、米吉氏の句です。
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アンジュール ーある犬の物語 ガブリエル・バンサン作・絵

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ガブリエル・バンサン作・絵
BL出版刊


「犬」が走行中の車の窓から、突然、放り出されます!!

飼い主に捨てられたのです。

後ろを振り返ることもなく、冷淡にも
猛然と走り去る飼い主の乗用車・・・

「犬」は、全速力で、飼い主の後を追い疾走します。

車は、とうとう犬の視界から、見えなくなり・・・消え去りました。

「犬」はニオイを嗅ぐ事で、飼い主の痕跡をたどり始めましたが・・・

「犬」が車道をウロウロしたせいで、交通は、混乱し

ついに、衝突事故が発生してしまいます。

渋滞する車の列・・・

炎と煙・・・

大勢の野次馬で、ごった返す事故現場を後に、
「犬」は、再び方向を見定め歩き始めました。

それは、長い旅路の始まりでした。

「犬」は、唯、ひたすら歩き続けます。

荒野を彷徨い、街にたどり着きました。

地下道をうろつき、商店街を彷徨い・・・

やがて、[犬」は、生涯の伴侶となりうる少年と、
めぐり逢うのでした。



白黒のデッサン画のみの、字のない絵本ですが、
充分伝わってきますね。

余白の美しさが生かされております。

背景が少ない分、犬のデッサンが、際立って見えました。

犬が走るシーンでは、疾走する感じがよく描写されております。

どこか物悲しいこの物語の、ラストシーンを見ていて、
NHKみんなのうたの、好きだった曲、
「仔犬のプルー」を思い出しました。

ひ~とりぼっちの僕と~、プルーが逢ったのは~♪
         (中略)
僕を~見るな~り、駆けて~来て~
可愛い~目をし~て、ついて~来た~
栗毛色し~た子犬のプルー僕のプルー♪

・・・確か、こんな歌だったと思います。
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ソニア 世界でただ1頭の白ラブ

sonia

渕上サトリーノ著
葛西馨子著



黒ラブ 黒ラブ 黒ラブ 
真っ黒でツヤツヤのラブラドール

著者は、ペットショップで一目見てからというもの、
黒ラブの姿が、頭から離れなくなってしまいました。

その犬こそ、
黒いラブラドール・レトリーバーの『ソニア』でした。

娘の様に、ソニアを愛するお父さん・・・。

元々、そんなに犬好きでなかった
お父さんが、ソニアに夢中になりました。

ソニアの事は、僕が・・・と、言って、
毎日2時間の散歩は、雪が降っても、
風が吹いても欠かしません。

ソニアは、お父さんと片時も離れず、
幸福な日々を送ります。

そんな、ふたりを不幸が襲います・・・。

お父さんが、ガンで倒れてしまったのです。

闘病中も、ソニアを気遣うお父さんのために、
家族は病室の窓から見える所まで、
ソニアを連れてゆきます。

窓越しに見つめ合うソニアとお父さん・・・。

しかし、数ヶ月後の夏・・・

とうとう、死がふたりを分かつ時が訪れたのです。

悲しみに暮れる家族とソニア。

ソニアは、日増しに痩せてゆきました。

そして、やがて、ソニアの黒くて美しい毛並みが、
純白になってしまったのです。

ソニアとお父さんの愛の奇跡の物語。


葬儀が済んでからも・・・3年間は、
お父さんの洋服を、踏む事さえなかったソニアが、
今では・・・お父さんの衣服に包まれると
安心して眠るそうです。

3年間も、奇跡を信じて、
お父さんの帰宅を待っていたのでしょうか・・・。
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犬とわたしの10のやくそく

inu10



落合恵子 翻訳
メグ・ホソキ イラスト
リヨン社 刊

世界中の動物サイトに伝わっている、
作者不詳の詩「犬の十戒」が、
単行本から絵本になりました。

「虹の橋のたもとにて」は、
ネィティブアメリカンの伝承とも言われている、
素敵なお話です。

私も、よく似たお話を日本版の伝承で、
耳にした事があります。

ペット達がいる場所は、
虹のたもとではなくて、三途の川のほとりでしたが・・・。

不思議に一致する内容で驚きました。

もう、絶対に、逢えないと思っていた愛犬に、
再会できたら、どんなに素晴らしいでしょう。

ちょっぴり、楽しみです。

間もなく松竹系で、公開される
『犬と私の10の約束』(主演:田中麗奈 監督:本木克英)の
原作です。

映画のCMで、私は、10年位しか
生きられないというのを聞いて、
難病にかかった少女と愛犬の物語
だと、思い込んでおりました。

「私を叩く前に、思い出して下さい。

私には、あなたの手を簡単に噛み砕ける歯がある事を・・・後略」

という一節に、胸が痛みました。

うちの猫も、叱られる前に、抱きついて来るんです・・・。
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洞窟オジさん 平成最強のホームレス 驚愕の全サバイバルを語る

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加村一馬著
小学館刊



第1章  虐待され続けた少年時代
第2章  13歳で家出
第3章  洞窟生活
第4章  老夫婦との出会い
第5章  山菜売りは金になる
第6章  自殺
第7章  魚捕り
第8章  初体験
第9章  釣り名人
第10章 洞窟オジさんのハローワーク
       洞窟オジさんのサバイバル術

立ち読み号泣注意

両親の折檻から逃れたい一心で、
醤油一升と柿を持って
昭和35年に、13才で家出して以来、
足尾銅山の洞窟等で
「シロ」と一緒に、イノシシやウサギを獲り、
43年間のサバイバル生活をした
「洞窟オジサン」として、報道されたので
ご存知の方も多いのでは・・・。

著者は、昭和21年に、群馬県で
8人兄弟の4男に生まれました。

驚いたのは、著者が家出した翌年に、
兄も家を出ていた事実です。

兄弟と再会した時、この事を知って
著者自身も、大変驚いたようです。

愛犬シロとのエピソードは、
どれも涙なしには読めません。

著者が家にいない事に気付いた「シロ」は
線路づたいの道を、ニオイをたどって、
山まで著者を追いかけて来たと言うから
泣かせる話です。

洞窟で、高熱を出した著者を、「シロ」が看病する
シーンが、最も心に残りました。

布をくわえて洞窟の奥へ行き、
水に浸して、著者のおでこを冷やす、
シロの献身ぶりは、とても犬とは思えません。

ペットというより、親だったと、著者も回想しています。

「シロ」の死後、シロとの想い出の地である
足尾銅山を去り、栃木・新潟・福島・山梨・茨城の
山間部を転々とします。

一時は、内装業に従事しますが、
その後、携帯電話のみを持って、
以前の暮らしに戻られたみたいです。

哀しいのですが、読了後の爽やかさが、印象的。

明日も、がんばろうと想える本です。

残念ながら、流通量は少ないみたいですね。
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そしてベルナは星になった 盲導犬ベルナの愛の物語

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郡司ななえ著
(株)ナナ・コーポレート・コミニケーション刊



盲導犬ベルナとの出会いから最後を看取るまでの
13年間の日々を、短歌を織り交ぜて綴る愛の物語。




著者は、新潟県上越市生まれです。
ベルナの晩年から『盲導犬のお話の会』を開始されました。

現在は、3代目のペリラです。
2代目の盲導犬は、白血病で・・・。
クイール以外にも、白血病にかかった盲導犬が
いた事にショックをおぼえます。

『盲導犬のお話の会』は、2002年末に通算640回を超えました。

24万部を突破した「ベルナのしっぽ」の続編。

プロローグが、いきなり「最後のドライブ」なので
気がめいりましたが・・・。

以前、ドキュメンタリーで、子育てされる、
全盲のご夫妻と盲導犬の番組を
拝見した事があって、その方のお話では、と思い
この本を手にとりました。

27歳で光を失った著者の、「目のみえないお母さん」
としての、子育ての記録です。

全盲のご主人と、二人三脚で、
育んでこられた様子が描かれています。

ベルナは著者の目になり、お子さんを育て、
「盲導犬ベルナのお話の会」を開いて
遠くの街の講演へも、著者を連れて行きました。

リタイアを勧められても、寝たきり犬になったベルナを
手放さず、看取られました。

新しい飼い主の所へ行くよりも、ベルナは
幸せだったと思います。

牛肉が好きで、お肉屋さんが大好きなベルナ。

ベルナ自身が白内障になり、視力が低下していく中で
盲導犬としての「生きがい」を失くしたり、
「プライドを傷つけられたり」する度に、
ベルナの自信回復のために、工夫する
著者の気持ちは、胸を打ちます。

読了後も、ベルナがしっぽを振る
「ぶん、ぶん」と、いう音が聞こえてくる様な気がします。

もともとは、犬が恐くて、好きではなかった著者の
ベルナとの13年間の温かい心の交流の物語です。

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名犬ノップ 『ボーダーコリー』が主役の小説です

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ドナルド・マッケイグ著  
大西 央士訳                                                
集英社刊


                  
ルイスの愛犬ボーダーコリーのノップは、
クリスマスの午後に、雌のアライグマ猟犬に
誘われるまま農場の外へ・・・。

牧羊犬競技大会のチャンピオンだった
ノップは、ライバル飼い主の、酒場での
つぶやき(350ドル)が原因で、犬泥棒の
兄弟に捕まってしまう。

消えたノップの行方を、懸命に捜し求めるルイス。

だが、ルイスにも、ノップにも、
苛酷な運命が待ちうけていた…。




著者は、元コピーライターで
スリラー小説も発表しています。

1984年にアメリカで発表された本書は、
ベストセラーになりました。

93年に出版した新作は、ボーダーコリー
についての、ノンフィクションです。

「おめでたそうにくるっと持ち上がった」
ノップの尻尾 を見てみたいです。

先日、お散歩中のボーダーコリーに出逢いました。

良く行くお店の近くなので、また逢えるか楽しみです。

食事風景も退屈に感じません。

気難しい、義父ルイスをもてあます、娘婿の
マークの様子には、共感を持てます。

スティンクと子付きの雌牛の死闘には
哀しみを憶えます。

ノップは、シュープリーム・チャンピオン
シップに優勝した、伝説のスコットランド犬、
ウィストン・キャップの孫でした。

5000ドルの買い手があった犬です。

ルイスの長年のライバルだった、
ダグ・ホワイトノー・・・。

ルイスはポップ・ボトム競技会で優勝した事から、
ダグ・ホワイトノーの恨みをかってしまいます。

テキサスの野生の羊を追えるなら、
私も、牧羊犬になりたいです。

ドーベルマンの皮は、アザラシに・・・

ジャーマンシェパードの毛皮は
オオカミの毛皮に・・・

セッターの毛皮は、キツネの毛皮に・・・

考えたくありませんが、ノップにも
危険が迫ります。

ノップが、T・T・レインズの車に同乗、
して、サリー・ギャップを出た時が、
一番、ほっとしました。

マークとルイスのチームワークの悪さも
手伝って、捜索は遅々として、進みません。

牧場の羊の世話を、ひと冬休んで、
ノップの捜索に費やした
ルイスの執念には、脱帽します。

ノップは、ダグ・ホワイトノーからの
電話で、(動物収容所での)
薬殺の危機を乗り切ります。

乱暴者が、意外な所で、ノップに親切
だったりします。

海外連続ドラマにありそうな内容です。

ノップの乗った車が、ルイスの車と
何度もすれ違うシーンでは、
ドラマなら、お茶の間で歓声が
上がる所でしょう。

ふたりで、ノップを捜す事で、
マークとルイスは、仲良くなります。

ルイスは、マークの存在を認めるのです。

ノップを助けた人々は、みんな
幸せになりました。

スティンクは、いためた足を
かばいながらも、羊を追う事で、
トライアルに出られる程に回復し・・・

これで、アライグマ猟犬が生きていれば、
ノップの垂れた耳以外は、全て、元通りでした。

そして、旅の途中で、ノップは意外な相手と
恋に落ち、家庭を築くのです。

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