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ポテトスープが大好きな猫

po


テキサスで老猫(雌)と暮らす男性の、静かな日常を描く。

文庫本も出ております。
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カプリの王さま ジャネット・ウィンターソン

kapurinoousama
ジャネット・ウィンターソン 著
ジェーン・レイ イラスト
柳原 由紀  訳
Ayuo  訳


イギリスでの有名小説家ジャネット・ウィンターソン作。

「ルガルバンダ王子の冒険」のジェーン・レイがイラストを描く絵本です。


カプリは小さな島です。

このカプリ島に、デザートが大好きな王様がいました。


アイスクリームにカップケーキ・ゼリー・・・


カプリの王さまは、いつも侍従に、

「口が二つあったら、もっとおいしいものをもっといっぱい食べられるのに……」

と、言って暮らしていました。


その日も、デザートで汚れたままの服を、

ベランダに洗濯バサミで干して、

靴下と王冠だけを身に付けた王様は、

ベッドでぐっすりと眠り込んでいました。


夜中に、とても、強い風が吹いたのも知らずに・・・



王様の洋服、兵士のヒゲ、牛、自転車、リンゴ、アヒル、スープ。

それから王様の宝物も・・・

それらのものが、みんな風に吹きとばされて、

対岸のナポリへと飛んで行きました。



ナポリに暮らす洗濯屋のジュエルおばさんの庭に、

飛ばされた王様の洋服、牛、自転車、

人が眠ったままのベッド、リンゴ、アヒル、スープ。

それから王様の宝物も・・・

ドッスーンと落ちてきたのです。


やがて・・・

ナポリの女王として、

人々に敬愛されるようになったジュエルおばさんの城を、

王様が訪れ、ふたりは結婚して、幸せに暮らしました。


ジュエルおばさんの飼い猫の、屈託のない挨拶(イタリア語)が素敵です。



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モンテロッソのピンクの壁 江國香織

monnterottsonopinnkunokabe

『モンテロッソへ、行かなくちゃ』

楽天的性格の金茶色の目をした猫ハスカップが、

いつも夢に見るのは、素敵なピンク色の壁・・・

江國香織 作
荒井良二 絵
ほるぷ出版刊



荒井良二氏の美しい絵で見る江國ワールド。


『モンテロッソへ、行かなくちゃ』

楽天的性格の金茶色の目をした猫ハスカップが、

いつも夢に見るのは、素敵なピンク色の壁。


月に一度は、美容院でおめかしする

優雅な暮らしを捨て・・・


可愛がってくれた老婦人の足をひと舐めして、別れを告げると

モンテロッソにあるピンクの壁を目指し

ハスカップ(飼い猫)は、たったひとりで旅立ちます。


長い旅の果てに、たどり着いたモンテロッソで、

ハスカップの目に映ったピンクの壁は、どんなだったのか・・・

美しかったのか・・・

安らぎだったのか・・・


エンディングでハスカップは、ピンクの壁の一部になってしまう訳ですが、

(=^・^=)の胸に去来する物は、何だったのでしょう。



まさか、モンテロッソへ旅するのが猫だとは・・・。

些細な所に意外性がいっぱいで楽しめますよ。

確かに、ひたすら、ひたむきに歩く猫の姿は、

何処かへ旅をしている様に思えなくもないし・・・。


ハスカップのように気球や船に乗ったりはしないまでも、

偶然、ドアが開きっ放しだったワゴン車に

乗り込んでしまって、知らない土地に

運ばれてしまった猫も、実際、現実に居るのかもしれない。


ひたむきに歩く猫の姿は、

想像力をかき立てられるものだ。


旅の途中でも、出逢う人々を癒し続ける

お行儀の良いハスカップの姿は、微笑ましく健気である。


飼い猫も、テレビを観る。


時折、動物が写っている訳でもないのに、

テレビの風景に、やけに、真剣に見入っている。


いつか、何処かで見た様な気がするのだろうか?


もしかしたら、うちの猫も、

自分にとっての『モンテロッソのピンクの壁』を

捜しているのかも知れない。


ハスカップの屈託のない性格に魅かれました。
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ねむいねむいちいさなライオン マーガレット・ワイズ

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マーガレット・ワイズ著
ふしみ みさを訳
イーラ 撮影
徳間書店刊

仔ライオンの写真集に物語をつけたものですが、

写真が素敵です。


あるひ、ちいさなライオンは、ぼうけんをしたくなりました。

「まだちいさくて、どこでもすぐにねむたくなってしまうでしょ」

と、おかあさんライオンはとめましたが、


ライオンのこは、がんばって、

ひろいせかいにでていきました。


さいしょにあったのは、いぬ。


おひさまのにおいがして、

すぐにだいすきになったのですが、

ライオンのこは、やっぱりなんだかねむくなってきて…。


すぐにねむたくなってしまうライオンのこ。


動物写真家の先駆けイーラと、

数々の絵本を世に送りだしたマーガレット・ワイズ・ブラウンによる

おやすみなさいの絵本です。
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うきわねこ 蜂飼 耳

ukiwaneko


蜂飼 耳 著
牧野 千穂 イラスト
ブロンズ新社 刊


ある日、おかかのおにぎりを食べている、えびおの元に、

おじいちゃんから宅急便が届きました。


それは、えびおへの誕生日プレゼント。

箱の中身は、大きな縞模様の「うきわ」でした。


えびおはプレゼントに同封された、おじいちゃんからの手紙を、

そっとポケットにしまうと、ひとり、部屋へと戻りました。


手紙には・・・

「次の満月の夜を楽しみにしていてください」

「次の満月まで、うきわはしまっておくように・・・」

・・・と、書かかれていました。


膨らませたうきわを手に、遊びに出かけたえびおでしたが、

うきわは、誰にも触れさせる事はありませんでした。


そうして、帰宅後、うきわをたたみ、大切に箱に戻すと、

満月を待ちわびるのでした。


待ちに待った満月の夜、えびおが、うきわを身につけると・・・

えびおは空へ浮き上がったのです。


夜空で、ひときわ大きいトラネコに出逢うのですが、

それは、えびおの、おじいちゃんでした。


おじいちゃんが釣った巨大な魚を、

砂浜で豪快に焼いて食べる2匹は、とても幸せそうです。


帰り道は、うきわが知っています。


ベッドに戻った、えびおのイラストで物語は終りますが、

ベッドの上の気球が、楽しかった冒険を思い出させてくれるようです。
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バグダッドのモモ 山本けんぞう

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山本けんぞう著
田内万里夫イラスト
アンドリュース・プレス刊



戦場には神様なんていない…

どうしてにんげんは戦争をするのだろう?

答えは、簡単だ。

戦争が好きだからだ。


にんげんは、いつも

戦争をなくそうと言っている。


でも、いつも

戦争をしている…

             
ずっと旅をしてきた。


生まれたら、捨てられて拾われた。

それから、逃げ出して、また拾われた。

そんな事を、繰りかえしていたら、味気なくていやになった。

あとは、ずっと、のら人生だ。

                      「バグダッドのモモ」より



世界中を旅した、ふさふさ毛の黒猫(♀)

自称(笑)さすらいのギャンブラー『バグダッドのモモ』(=黒猫)の目を通して

戦争の悲惨さが、余す所なく、描かれています。


黒猫の『モモ』が、市場で偶然出会った女の子「もも」と

その弟「びびちゃん」一家の、その後の運命・・・。


「もも」には、サッカー選手の兄と

歌のコンクールで優勝した「びびちゃん」、優しい父親・・・。

トマトを栽培している母親・・・。

恋人の「たるびのくん」

姉さん夫婦にも「ぽろみちゃん」という赤ちゃんがいました。

あの日、戦争がはじまるまでは・・・。




読了後は、心が折れました・・・。


何も知らされないまま

民間人を巻き込んだ戦争で、

市民の中からゲリラが生じ、

そのせいで、一般の市民が

戦闘の巻き添えになってしまう・・・。


家族や恋人・・・守りたい人がいても、

どうする事も出来ない・・・。


ゲリラというのは、志願した人だけがなるものだと

思っていたので、誰かに強制されてるという記述には

驚きをかくせませんでした。


著者は、東大法学部卒、NHK国際部記者です。

テヘラン特派員・プノンペン特派員をなさった後

2003年に、本書の初版が刊行されました。


簡潔ですが、良く考えられた上で

的確な表現で書かれています。


ページの右下に、小さな「バグダッドの黒猫モモ」の

モノトーンのシルエットがあります。

パラパラ漫画?でしょうか。


無機質なページが続く中で、

真っ赤なトマトのイラストだけが、

生命の象徴のように鮮やかで

なんだか、痛々しく感じました。


テンポも良くて、漢字少なめ、読みやすい149ページ。

シンプルなイラストも、とても好感が持てました。

図書館に「あるといいな」と思える魅力のある本です。


ただ、内容は「陽」か「陰」かでいうと「陰」ですね。

地域猫を、愛してやまない方には、

おつらい部分もあります・・・。

幼いお子様や、神経の繊細な方には、

個人的には、あまりおすすめしたくないですね。

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ごろごろにゃーん

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ロケットはゴロゴロと飛んでいきます。

乗客は、全員、猫。


繰り返されるフレーズは、「ごろごろ にゃーん」だけです。
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ダヤンのアベコベアの月 池田あきこ

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池田あきこ著
白泉社 刊

ダヤンが入り込んだ不思議な世界「アベコベア」それは水の底にあるもうひとつの国でした。

かくれんぼの月とどこかオカシナ「アベコベア」

ダヤンが月の光に誘われやってきた世界・アベコベア。

そこはダヤンの街・タシルにそっくりなのに何かが違うあべこべの国で…。


著者は、東京生まれ。

1984年にダヤンの雑貨ブランドわちふぃーるどを始め、

1987年からダヤンの絵本を出版。

旅をイラストとエッセイでつづった

スケッチ紀行のシリーズや教科書の挿絵も手がけられるそうです。


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ねえだっこして 竹下 文子

needattkosite

竹下 文子 著
田中 清代 イラスト

お母さんのおひざは世界一すてき。

お母さんのだっこは世界一やさしい。

猫だってお母さんにだっこしてほしい。

でも・・・

ねえ、お母さん、お母さん…。


母子を見つめる飼い猫の切ない気持ちを描く絵本。


ラストで、だっこされて幸せそうな猫の表情が、

なんとも言えません。
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ねこのせんちょう マドレーヌ・フロイド

nekonosenntyou

マドレーヌ フロイド 著
木坂 涼 訳

川のそばの家にすんでいる猫の「せんちょう」は、

寝ることと、食べることと、毛づくろいが好き。


月あかりの晩に自分で船を漕いで出かけることも大好き!

グリムス:酸性雨

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ゆきがふるよねこがいるよ ごうだつねお

yukigahuruyonekogairuyo

ごうだ つねお 作
教育画劇 刊

NHKキャラクター「どーもくん」の作者ごうだつねお氏の作品。


しんしんと、降雪する夜の物語。

深夜・・・静寂の銀世界を

スレンダーで平凡な1匹の若い黒猫が歩いてゆく。


途中、そっくりな黒猫に出逢うのだが・・・

極寒の中、2匹は親友になり

互いに、温め合いながら

夜を過ごすのかも・・・と思いきや・・・ここで、まさかの喧嘩!

これが、いかにも猫らしい。

引き分けだった・・・という結果も。

キズだらけの2匹。


意外性は、あるのですが、

エンディングに、もうちょっと工夫があるといいのになぁ。

読んだ後、心が軽くなる爽やかな一冊・・・図書館で、どうぞ。

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モグとうさちゃん ジュディス・カー

mogu

ジュディス・カー作絵
きたむら まさお訳
大日本絵画刊


モグは、忘れんぼうで気のいいとてもゆかいなねこです。

そのモグが、二ツキーからおもちゃのうさちゃんをもらいました。


モグ、すごく可愛がっていましたがだんだん汚れていき、

ある雨が急に降つてきた日……

モグは、大事な、うさちゃんを屋外に置き忘れてしまいました!
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あしたうちにねこがくるの

asitautininekogakuruno

講談社刊
石津 ちひろ 著
ささめや ゆき イラスト


あしたうちにねこがくるの。

いったいどんなねこかしら?

かわいいねこだといいなあ。

あんな猫ならいいな、こんな猫だったらどうしよう……。

どんどん広がる女の子の空想がイメージ豊かに描かれます。


gremz:酸性雨


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おなかのかわ  瀬田 貞二

onakanokawa


福音館書店刊

瀬田 貞二 著
村山 知義 絵
福音館書店 刊


ずるい猫と素直なオウムは相談して、

毎日かわるがわる相手を呼んで、

ごちそうすることに決めたのです。


オウムの家に招かれた猫は、

楽しいひと時を過ごしたのですが・・・


ところが・・・猫は、オウムとの約束を破り、

オウムが出したごちそうを二人分全部食べたあげく、

オウム・おばあさん・ロバ・王様の行列も、

ひと飲みに飲み込んでしまいます……。



途中から、あり得ない展開になっていきますが、

意外性があって、おもしろいお話でした。
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ねこのごんごん 大道あや

nekonogonngonn


大道あや著
福音館書店刊

賢い老猫「ちょん」から、

生きるために必要な多くのことを学び成長していく迷子の仔猫の物語。


名前を憶えていなかった迷子の子猫に老猫ちょんは、

名無しのごんべえだから「ごんごん」と名付けます。

「ちょん」は、「ごんごん」が、この家に住めるように

飼い主に頼んでくれました。

「ごんごん」が叱られたり、

飼い主から嫌われる事のないよう、配慮してくれたのですが、

そこには、自分の生命が、残り少ない事を知る「ちょん」の

深い思いやりがあったのです。



威張り屋の、犬の「のん」と、

思慮深い猫「ちょん」が対照的に描かれています。


gremz:熱帯雨林
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ハーニャの庭で どい かや

ha-nyanoniwade

どいかや著
偕成社刊


猫のハーニャが住んでいる小さな家の小さな庭。

ここには、カマキリ・チョウ等、

数えきれないほどの小さな生き物たちがくらしています。


うさぎ・うぐいす、

お隣の犬や奥さん、

旅の途中の渡り鳥や、

山に帰る鹿、

風にまう草花の種たちも、通り過ぎていきます。


小さな庭を舞台に、うつろう自然を愛情をこめて描いた絵本です。

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じがかけなかったライオンのおうさま マルティン バルトシャイト

zigakakenakatttaraionnnoousama

マルティン バルトシャイト (著)
Martin Baltscheit (原著)
かのう のりたか (翻訳)
フレーベル館刊

ライオンの王様は、

おしゃれなライオンを好きになりました。

王様は、お友達になりたいと・・・手紙をだそうとしましたが、

ライオンの王様は文字が、書けなかったのです。

そこで…。

森の動物たちに、代筆をお願いしたのですが、

手紙の内容は、まちまちで、

王様の想いの伝わる手紙は1通も、できませんでした。

困惑し、途方にくれる王様の前に

憧れのメスライオンが現れて、言いました。

「自分で書けばいいじゃない」

メスライオンは、王様に字を教え、ふたりで幸せに暮らしました。


ほのぼのとたのしい、ドイツのおはなしです。


メスライオンのキャラが濃くて、想像とは異なりました。


大きなサングラスをかけたメスライオンは、

王様より年上でしょうか?


手塚 治のジャングルブックに登場する、

ライオンのイメージとは遠い感じです。


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ねずみにそだてられたねこ ミリアム・ノートン

nezuminisodateraretaneko


ミリアム・ノートン文 
ガース・ウィリアムズ絵 
とたにようこ訳
徳間書店 刊

野鼠のミグスさん一家は、

巣に、入ってきた仔猫を、鼠として育てました。


仔猫のミッキーは、猫であることを知らずに、

兄弟ネズミたちと楽しく遊んで暮らしました。


鳴声もチュウと鳴くミッキー・・・

猫の姿をしていても、ミッキーの心はネズミでした。


でもある日、ミッキーは、家の子どもたちに、

台所で見つかってしまいます。

「こねこだ!」

子供達は、仔猫を見つけて大喜び。


ミルクを入れたお皿を用意して、

毎晩ミッキーが出てくるのを待つようになりました。


野鼠のミグスさん一家は、どうしたんでしょう?



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おそとがきえた! 角野 栄子

osotogakieta


角野 栄子 (著)
市川 里美 (イラスト)
偕成社刊

都会のビルの谷間の、窓がいっぱいある小さな家に、

花咲チラというおばあさんと

ねこちゃんという名前の猫がすんでいました。

窓からみえるのは、灰色のかべばかり。

今日も、チラさんは、

「おばあちゃん住宅プレゼント」に応募のハガキを描いています。

なかなか当たらないわねぇ・・・

でも、出さなくっちゃぁ、当たりませんもの。


「すてきなおそとがあったらな」

それが、訪れる人もいない家に住むふたりの夢でした。


チラさんが、スープを煮ていた冬のある日、

素敵な事が起こったのです。


窓が蒸気で曇り、灰色の景色が消えてしまったのです。

チラさんは、お外に出てみましたが、

何にもないではありませんか・・・

灰色の建物はなくなり、街は濃霧に包まれています。


窓に、指で絵を描いて、

チラさんと猫は、素敵な「おそと」を描いて遊びました。


ところが、ある日郵便が届き・・・

「おばあちゃん住宅当選おめでとう」!

チラさんと猫は、遠くの街へ車でお引越ししました。

山奥かもしれないね・・・心の中で、心配しながら。

新しい家に、着いたのは夜でした。


翌朝、チラさんと猫は、窓からお外を見てびっくり。

緑の公園が目の前に広がっていました。

おうちの前は、緑の木々が茂る公園だったのです。


著者は、2年間のブラジル滞在後、

童話の創作を始められ、

『魔女の宅急便』で野間児童文芸賞されました。


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こねこのチョコレート BKウィルソン

gremz(グリムス):ゴミ分別  

konekonotyokore-to


こぐま社刊

4歳の女の子ジェニーは、

弟のクリストファーの誕生日の前日、

お母さんとプレゼントを買いに出かけ、

「こねこのチョコレート」を買います。

可愛い仔猫の形のチョコレートが、数個箱に入ったものです。


けれども、ジェニーは、

その晩、おいしそうな、こねこのチョコレートのことばかり考えて、

眠れなくなってしまいます。


とうとうジェニーはベッドを抜け出し、

プレゼントのチョコレートを全て食べてしまいます。


誕生日当日、からっぽになったチョコレートの箱を見た

クリストファーの嘆きようと言ったら・・・

ところが、その時・・・

賢い猫のティブルは、子猫を3匹産みました。

可愛い子猫を見て、クリストファーも、おおよろこびしたのでした。


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猫の事務所 宮沢賢治

gremz(グリムス):地球温暖化

nekonozimusyo


宮沢賢治著
黒井 健絵
偕成社刊

猫の事務所とは・・・何とも、心ひかれるタイトルですね。

軽便鉄道の停車場のちかくにある、

猫の第六事務所。

猫の歴史と地理を調べるための事務所です。


大きな黒猫の事務長の元で働く、

事務所の4人の書記は、若い猫の憧れの仕事でした。

  一番書記は白猫。

  二番書記は虎猫。

  三番書記は三毛猫。

  四番書記は竈猫。

竈猫というのは、生れつきではないそうです。


生れ付きは何猫でも、

夜かまどの中にはいって寝るのが好きで、

鼻と耳が黒くタヌキのように煤けた猫のことだそうです。


この物語の続きはこちらで。



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ルウとリンデン旅とおるすばん 小手鞠るい

gremz(グリムス):エコマーク

rinndenn


小手鞠るい著
北見葉胡絵
講談社刊

「私、世界一周の旅に出る・・・」

突然、森の家から旅立つ少女ルウ。

「いい猫でおるすばんしてて・・・」

ひとりぼっちで、森の家に、とりのこされる黒猫のリンデン。

リンデンのしっぽの先は、白いのです。

リンデンは「僕のしっぽにそっくりな青い傘」を、

ルウに持って行くよう言いました。


ルウの留守中、

森の動物達と、かくれんぼするリンデン。

けれど、誰もリンデンを見つけ出してくれません。

ルウなら僕のしっぽで、

すぐに見つけてくれるのに・・・と思うリンデンでした。


ページの上下に分けて、

ルウとリンデンの日常が描かれた絵本です。

ストーリー上の劇的な展開はありません。


このまま、ルウが帰らなかったら、

リンデンがどうなっちゃうのか心配ですね。

ルウのおみやげで飾られたリンデンの姿は、

何故か・・・「食いだおれ太郎」に、そっくりでした。
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ガンピーさんのふなあそび ジョン・バーニンガム

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ジョン・バーニンガム著
光吉 夏弥 訳
ほるぷ出版刊




ガンピーさんが、小舟に乗って出かけます。

「一緒に連れてって」と最初にお願いしたのは子供たち。

「いいとも」とガンピーさん。

「喧嘩さえ、しなけりゃね」と言いました。

川を下る途中、次にお願いしたのは兎。

「私も一緒に行っていい?」。

ガンピーさんは

「いいとも。飛んだり、跳ねたりしなけりゃね」と言いました。

ゆっくり下っていくと、その次にお願いしたのは猫。

「あたしものりたいなあ」。

ガンピーさんは「兎をおいまわしたりしなけりゃね」と言いました。

その後も、イヌ、ブタ、ニワトリたちが、

次々に「乗せて下さい」とやってきて…。

とうとう船は、転覆してしまいますが・・・

ラストシーンは、みんな笑顔で、

午後の紅茶を戴くのでした。




ページごとに乗り込む仲間が増えていき、

何やらだんだんにぎやかになっていきます。

ペンと色鉛筆のイラストが、

ガンピーさんの優しさをかもし出しています。

単調なストーリーですが、心に残る1冊です。



ラストのページで、

みんなでアフタヌーンティーを戴くシーンが

いかにも英国調でうらやましく感じました。

シフォンケーキでも焼いて紅茶を戴きたくなりました。

明日、焼いてみようかな・・・


1970年英国ケイト・グリーナウェイ賞受賞。
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ねこのゴンサ 石倉欣二

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石倉欣二 作絵・文
ポプラ社刊


川の土手で拾われた、とら猫のゴンサと、

カラスのカーゴは、独り暮らしのおじいさんに、

可愛いがられて幸福に暮らしていました。


ある日、年老いてゆくおじいさんは、施設に入所する事になり、

親切な近所のおばさんに、ひきとられたゴンサは、

「ゴンサなんて、へんてこな名前だから」と・・・

おばさんに、「ふく」という新しい名前をもらいます。

サンマを1匹丸ごと「食べていいよ」と、

すすめられても、おばさんの視線が気になって、

半分残してしまうゴンサでした。


おじいさんが、施設に馴染んで、

楽しく暮らしているらしいという、

近所の人の噂話を耳にしたゴンサは、

やもたてもたまらず、おじいさんに会いに行く決心をします。


タイミング良く現れたカーゴに、

教えられた県道を、ひたすら歩くゴンサ。


しかし、折角たどり着いた施設の玄関は、

施錠されていて、中へは入れませんでした。


先回りしてゴンサの到着を待っていたカーゴが、

おじいさん達の居る部屋が見える木の枝を、

教えてくれました。

木の上から、楽しそうに談笑する

おじいさんの様子を見たゴンサは、

「あっ」と、声を上げそうになりました。

おじいさんは、無邪気な幼子のような表情で、

もう、ゴンサを見ても誰なのか、判らなくなっていたのです。


カーゴから、おじいさんは、今、幸せなんだと、

諭されたゴンサは、親切なおばさんを

新しい家族として受け入れ、早足に家路を急ぐのでした。




猫の残りの焼き魚は、

誰も食べる事ができないのですから、

食べちゃわないともったいないのに、

遠慮するゴンサが何とも言えません。

立ち読み号泣注意ですね。
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いやはや メアリー・ルイーズ・ゲイ

iyahaya


メアリー・ルイーズ・ゲイ著
江国 香織 訳

みんなが当たり前にできる事が、
出来ない猫「いやはや」

みんな猫は空を飛べるのに、
「いやはや」は飛べません。

目が、回ってしまうのです。

尻尾を開店させても、飛べません・・・。

友達の、バグとビジューが、
いやはやを抱えて大空へ飛びたちました。

海の上から、いやはやの手を離すと、
いやはやは、やっぱり、まっさかさまに水の中へ。

ところが、いやはやは、泳げたのです。

世界中の猫は泳げないのに・・・
いやはやだけは、泳げたんです。

親友の子豚のポーティアが、励まします。



個性的なイラストは学生の頃から、イラストで
生計を立てていた著者の手によるものです。
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ウェン王子とトラ  チェン・ジャンホン作・絵

uennouzitotora

陳江洪(チェン・ジャン・ホン)作・絵
平岡敦訳



2005年 ドイツ児童文学賞受賞作品。

山奥に、人間に子供を殺された事に、
怒り狂ったトラがおりました。

トラは、人間を憎むようになり、村や人を襲い続けました・・・。

困り果てた王は、とうとう、虎退治のために
軍隊を派遣しましたが、村の占い師が言う事には、

「ウェン王子をトラにさしだせば、国に平穏がおとずれる」・・・。

苦渋の決断を迫られた王は、やむなく、

一人息子のウェンを虎に渡す決心をしたのです。

ウェン王子は、あまりにも幼く、周囲の涙を誘いました。

すぐに、支度が整えられ、入浴したウェンは、
風呂敷包みをひとつ持ち、
王に肩車されて、秘境とも思える山奥へと向かったのです。

王は、幼い王子をトラの住む森の入り口に置き去りにしました・・・。

間もなく、トラが現れ、ウェンに噛み付こうとしましたが・・・

大きく見開いたウェンの目は、
トラの子供の目にそっくりでした。

トラは、ウェンを食べるのをやめ、王子を優しくくわえると、
森の奥の洞窟へと入って行きました。 

洞窟を通り抜けると、そこは、
トラの隠れ家でした。

美しい清水が湧く、桃源郷とも思える素敵な、住み家でした。

トラは、ウェンに虎として必要な事の全てを教え、
幼い王子は、たくましい少年に成長しました。

王と王妃は、堪えきれず、ウェン王子を取り戻そうと、
出兵し、森に火を放ちました。

火の手に追い詰められた、トラとウェンは、
軍隊に包囲されてしまいます。

弓矢からトラを守ろうと、身を投げ出したウェンの前に、
王妃が駆け寄りました。

数年ぶりに再会した、ふたりは抱き合います。

王子は、人としてしなければならない事をする為に、
山を降りなくてはならない事をトラに告げます・・・。

トラは、森の奥へと去って行きました。

王子は、トラの元を去った後も、
毎年、トラに逢うため森を訪れました。

やがて、ウェンに息子が生まれると、
幼い息子を自分の代わりとしてトラに託し、
トラとして学ばねばならない事を、
教えてやって欲しいと頼むのでした。


著者は、中国生まれの画家で絵本作家の方です。

北京の美術学校を経て、1987年パリへ移住されました。

中国の伝統的水墨画の手法で描かれた、
イラストは見ごたえがあり迫力満点です。

オープニングで、ストーリーがわかってしまうのですが、
それでも目が離せませんでした。
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白猫 エロール・ル・カイン

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エロール・ル・カイン著
中川千尋訳
ほるぷ出版刊



「イメージの魔術師」エロール・ル・カイン原作。

昔、ある国の王さまが、三人の王子に、言いました。

「この世で、一番賢い犬を連れて来た者を次の王にしよう」

3人の王子は、それぞれ、
別々の方角へ、犬を探しに出発しました。

1番上の王子は街へ、2番目の王子は遠くの国へ、
そして・・・末の王子は、魔法の森へ。

一番賢い犬は、魔法の森にいるに違いないと、
思ったので、その森の奥深くへと、
ひとりで向かったのです。

魔法の森の最深部には、果たして、
立派なお城が建っておりました。

お城は、大勢の侍女(猫)に、かしづかれて、
豪華なドレスを身にまとった、
純白の美女猫の居城だったのです。

王子は、美しい白猫の側で、
時間を忘れ楽しく過ごします。

やがて、約束の日がやって来ました。

困り果てた王子が、『白猫』に相談すると、
「金色の卵」を渡して、白猫は言いました。

『その時が来たら、この卵を割りなさい。
 あなたは、見るべき物を見るでしょう』

その言葉通り、王様の前で卵を割ると・・・

多彩な芸をこなす犬が現れ、
王様を喜ばせました。

ところが・・・
本当は、まだまだ、王位を譲りたくなかった王様は、
「一番美しい娘を連れて来た者に、王位を譲る」
と、言うのです・・・。

この時も、上のふたりの王子は、
フィアンセを連れて、城へ戻りましたが、
ふたりの王子の恋人は、
二人ともも同じ様に美しくて、
王様には、決められませんでした・・・。

一方、森に住む白猫の元に帰った、末の王子は、
やっぱり、約束の日が来るまで、何もしませんでした。

城へ戻る約束の日、
末の王子は、娘ではなく、白猫を連れて帰りました。
白猫と一緒にいると楽しくて、離れたくなかったのです。

猫でもいいと覚悟を決め、
兄達や、大臣・侍女に嘲笑されながらも、末の王子は、
きっぱりと、『白猫と結婚する』と宣言してしまいます。

すると・・・白猫にかかった魔法が解けて、
まばゆいほど美しい娘が現れました。

王様は、娘の美しさに驚嘆し、
末の王子に王位を譲りました。

ふたりは、いつまでも、幸せに暮らしました。



表紙にも描かれている、白猫のイラストが、
もう、ひとひねり欲しかったという気はします。

その分、魔法が解けた後の姿の美しさは、
まるで女神のようです。

太陽の化身のように、輝いて見えました。

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ネコとサカナ ジョーン・グラント

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ジョーン・グラント著
ニール・カーチィス イラスト
辻信一訳
アールアイシー出版刊

オーストラリア児童図書賞受賞。

ちょっと変わった二人組みの冒険の物語。

公園で偶然出逢った、猫と魚は意気投合し
一緒に、冒険に旅立ちます。






以前、絵本の読み聞かせで
聞いた事がありましたが、それでも
実際に手にとって見ると、
惹きつけられる新鮮さがあります。

モノトーンの個性的な絵は、とても、そそられますね。

独特のタッチで描かれている為か、
ページをめくった時の、意外性がやや少ない気が・・・。


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小さな王さまヌーノ

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マリオ・ラモ原作
原光枝訳
平凡社刊



その日、黒スイギュウイワへ初めて、
お父さん(王様)に連れて行ってもらえて
ヌーノは上機嫌でした。

ヌーノの将来について、父子で
楽しく語り合った後、平原へ降りる途中で
巨大な岩が、ゴロゴロ転がって来ました!

巨岩は、王様の頭を直撃し、
お父さんは、あっけなくその場に倒れました。

側には、王冠がころがっています・・・。

ヌーノは冠を被り、王様のかわりに
いろいろな森の動物達の相談を受けますが・・・。

「どうするか、かんがえてみよう」

と、言うだけで、どうする事もできません。

すっかり、困ってしまいましたが・・・。







子供向けの本にあるまじき
ショッキングなオープニング(笑)に
とても驚きました。

全篇に、黄色が多用されていますが
不思議と、しっくり来る感じです。

著者は、フランスの人気作家です。

フランスのエスプリとユーモアをどうぞ。

楽しく読みたい一冊です。
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としょかんライオン

tosyokannraion

ミシェル・ヌードセン著
ケビン・ホークス イラスト
福本友美子訳
岩崎書店刊

図書館には、誰でも入れます。
ライオンでも・・・?

ある日、図書館にライオンが入って来て
図書館員のマクビーさんは、びっくり!?

あわてて、メリーウェザー館長に、
知らせに行きましたが・・・。

メリーウェザーさんは、平然としています。

ライオンが図書館にいても問題ないでしょう?
そのライオンが、規則さえ守ればね・・・。

ライオンは、毎日、図書館に通うようになり、
棚のホコリを尻尾で払ったり、本を運んだりして、
図書館の中で一番の人気者になりました。

ある日、メリーウェザーさんは、
上の棚にある本を取ろうとして
足を滑らせ転倒し、腕を骨折してしまいます。

ライオンは、メリーウェザーさんを助けるために
マクビーさんの目の前で
図書館の規則を破ってしまいます・・・。







あまり、個性的な絵ではありませんが
雨にずぶ濡れのライオンのイラストは印象的でした。

マクビーさんが、ずぶ濡れのライオンを見つける場面は
映画のワンシーンみたい・・・。
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