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だるまさんが  かがくいひろし作

darumasannga

かがくいひろし作
ブロンズ新社刊



だ・る・ま・さ・ん・が・・・

転んだり・・・

びょ~んと、伸びたり・・・

意外なポーズをきめるダルマさんに、びっくりです。

ダルマさんの表情にも注目すると、
いっそう愉快です。

となりの絵どうしの、関連性は、あるものの、
ストーリーはありません。

なのに・・・何故か、読了後には癒されてしまうという、
不思議な絵本でした。

かがくいひろし氏の新作です。
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睡蓮 「天草種元」の天草の乱より

suirenn6095

松本さと子著
碧天舎刊



   1.源嵩寺
   2.天草
   3.隈本
   4.愛染堂
   5.上弦の月
   6.睡蓮
   あとがき

フィクションです。

落城寸前に、家老 吉原佐久丈と共に、
抜け穴から城外へのがれた、姫の
はかない恋の物語です。

「あとがき」に秘密が、隠されています。

このあとがきを読むと、この物語全体に漂う
まるでその場に居たかのような臨場感も、
納得がいく事でしょう。

著者は、名古屋市在住のお医者様です。

久留米大学放射線科を経て
現在も内科医としてお勤めです。

戦国武将「天草種元」の姫君を主人公に、
天草の乱」後の時代を舞台に描かれております。

97ページと、短いですが、大満足の一冊でした。

臨場感があり、まるで、見てきた様に
描かれております。

誰でも、納得できる無理のない展開です。

加藤清正など、耳馴染みの良い
戦国武将が出て来て、親しみ易い内容ですよ。





<story>

肥後国天草郡下島本渡城主 天草種元の長女は、
「勇気のある子に育って欲しい」と言う、
父 種元の願いで「ゆうき」と名付けら大切に育てられる。

天草の乱が勃発し、
城は敵勢に包囲されてしまう。

もはやこれまで・・・
城に火を放ち、自害しようという時、
奥方と長男は、ともに逝くが、
天草種元は、せめて「ゆうき」にだけは、
生きて欲しいと懇願する。

種元の相談役だった、吉原佐久丈に連れられ
城の抜け穴から、森へと逃れた時、
城は、すでに炎上していた・・・。

森の中で、佐久丈は追手に捕らえられてしまう。

吉原佐久丈は、今わの際に、敵将 久須田荘助に
姫の命乞いをして自害して果てる。

ゆうきに惹かれた久須田荘助は、無意識に
逃すまいと、ゆうきの足を射抜く。

うすれゆく意識の中で、ゆうきもまた、
久須田に惹かれてゆくのだった。

だが、久須田には10年連れ添った妻「お幸」がいた・・・。
子宝にこそ、恵まれなかったものの
非の打ち所のない、「お幸」を
目の前にしたゆうきは、苦悩する。

やがて、久須田家の養女となり、
うわべは、何不自由なく暮らすゆうきに、
久須田の上司の息子との縁談が持ち上がってしまう・・・。

いかに、望まないとはいえ、
朝鮮出兵に伴って、各武将の配置が、
決定する中で、久須田荘助を生還させる為には、
不可欠な縁組であった・・・。

返事を渋るゆうきに、
お幸は、承諾するよう詰め寄る・・・。

それは、荘助の、知らないお幸の一面であった。

縁組の甲斐あって、久須田荘助は、
無事に帰還するが、
ゆうきは、男児を出産後、間もなく逝ってしまっていた・・・。

ゆうきの死後、源嵩寺の愛染堂で庵主様から
ゆうきの直筆の手紙を受け取った久須田荘助は、
初めて、お幸とゆうきの確執を知り
愕然とし号泣する・・・。





天草種元は、多分・・・
キリシタンの城主だったと思いますが、
その事に関しては、ふれられておりません。

褒美の禄を返上してまで、
「ゆうきを、自分の養女に迎えたい」と願い出て
ゆうきの助命を嘆願した、久須田には感動しました。

吉原佐久丈の命がけの願いもあり、
殿に「養女」と申し出た手前
ふたりで暮らす事ができず、
人道家で律儀で温厚な久須田は、相当苦しみます。

近頃、長男が一家惨殺、家に放火・・・
という事件を耳にすると、どうしても
無残で哀しい落城を、想い出してしまいます。

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だるまだ!

darumada

高畠那生 作・絵
長崎出版 刊

海のかなたの沖合いから、

ざざっざざっ・・・と

存在感のある音を立てながら、
大小いろいろなダルマが、浜辺に押し寄せてきます。

ずいっ・・・

南国のリゾート地らしき浜辺に
上陸した無数のダルマは、
あっという間に、街中へ広がって行きます。

初めは珍しそうに、ダルマを眺めていた人々も、
ダルマを家に持ち帰りはじめました。

もう、今では、街中ダルマであふれています。

そのうち、ダルマは世界中に広まってゆきます。

南の国へも、ヨーロッパへも・・・。

もう、それこそ、ダルマのない国はありません。

大きさがいろいろあって、使いやすい
便利なダルマは、世界中で重宝がられます。

とても大きなダルマは、
ワインの醸造用のタンクになりました。

ふと、空を見上げると・・・

何かが、空から降ってきます。

はて?

何でしょう?

パラシュートで大空から舞い降りてきたモノは・・・。



ダルマの顔は、どれも額が大きくせり出しています。
リーゼントでは、ないそうですが、
迫力も、充分あります。

ちょっと、コワイ本かな・・・

と、思いましたが、予想外の展開でした。

ダルマは、あくまでもモノとして
描かれています。

決して、歩きませんし、手足もないのです。

まねき猫がパラシュート降下して来た時は、
「ああ、やっぱり」と、思った反面
何だか、ホッとしました。

信楽焼きのタヌキや張子の虎よりは、
まねき猫のほうが、しっくり来る感じですね。

最近、ダルマが主人公の絵本を
よく見かけるようになりました。

なんだか・・・新鮮で、楽しめましたよ。
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かたあしだちょうのエルフ

kataasidatyounoeruhu7079

おのきがく著
ポプラ社刊



かつては、サバンナの英雄だった、
あるダチョウの
栄光と孤独の日々を描く。


エルフとは、この国の言葉で1000という意味です。

素晴らしく足が速い、
ダチョウのエルフ(独身♂)は、
森の子供達が大好きでした。

いつも、いろんな子供達を背中に乗せて
草原を、疾走していたエルフ。

子供達を狙うハイエナを、
得意のライオンの鳴きまねで、
追い払ったエルフが、喜んだのも束の間・・・

間近に、本物の雄ライオンが迫ります・・・。

なんとか、ライオンを追い払う事に成功したエルフを
みんなは、賞賛しますが・・・

あの素晴らしかったエルフの足は、
ライオンとの死闘で傷つき、無残な姿に・・・。

はじめの間こそ、動物達も
木の実を持ち寄り、エルフを励ましに来てくれましたが・・・。

日がたつにつれ、誰もみな、エルフの事を
忘れていきました・・・。

今では、仲間からすっかり忘れ去られたエルフは、
孤独と憔悴の日々を送ります。

日に日に、衰弱してゆく・・・エルフ。

もう、あんなに大好きだった子供達さえも、
傍らに来てはくれません。

ハイエナからさえ、蔑まれ、
痩せ衰えて、死期が迫ったエルフの前に、
1匹の黒ヒョウが現れました。

今にも、子供達に襲いかかろうと
している黒ヒョウに、エルフは
最期の力を振り絞って闘いを挑みます。

子供達を背中に乗せたままエルフは、
懸命に戦い、黒ヒョウを追い払います。

誰もがエルフを賞賛し、
駆け寄りましたが・・・

そこには、かたあしだちょうのエルフの姿はなく、
ダチョウの形をした、バオバブの樹と
エルフの涙でできた池が、あるだけでした。



著者は、草原にそびえ立つ
バオバブの木を見た瞬間に
この物語をイメージされました。

頭の中で、スライドのように見えたそうです。

「かたあしだちょうのエルフ」は
その瞬間に完成したそうですが・・・。

その逆回しのフィルムを、巻き戻して
作品にするのに、8ヶ月を費やして書き上げられました。

イラストは、版画っぽいので、
黒い色が多用されていますが、
個性的で、一度見たら忘れられませんね。

私が幼い頃、古い本を整理して捨てる事になった時
この「かたあしだちょうのエルフ」も
とうとう、捨てられる事に決められてしまいました・・・。

子供だった私には、この本を捨てる事は、
エルフ自身を傷つけるようで、とても、ためらわれました。

結局、捨てられてしまいましたが、
「エルフ」を捨ててしまったことへの後ろめたさは、
その後も2年あまり、私の心に影を落としました。

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ネコとサカナ ジョーン・グラント

nekotosakana6080

ジョーン・グラント著
ニール・カーチィス イラスト
辻信一訳
アールアイシー出版刊

オーストラリア児童図書賞受賞。

ちょっと変わった二人組みの冒険の物語。

公園で偶然出逢った、猫と魚は意気投合し
一緒に、冒険に旅立ちます。






以前、絵本の読み聞かせで
聞いた事がありましたが、それでも
実際に手にとって見ると、
惹きつけられる新鮮さがあります。

モノトーンの個性的な絵は、とても、そそられますね。

独特のタッチで描かれている為か、
ページをめくった時の、意外性がやや少ない気が・・・。


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生きながら火に焼かれて

ikinagarahiniyakarete6087

スアド著
松本百合子訳
ソニー・マガジンズ刊



  プロローグ 火あぶり

  第1部 第1の人生
   1.育った村の記憶
   2.消えた妹ハナン
   3.殺される女性たち
   4.裸足の花嫁、姉ヌーラ
   5.わが家の王様、弟アサド
   6.許されない恋愛の記憶
   7.望まぬ妊娠
   8.死と闇の記憶

  ジャックリーヌの証言
   火あぶりにされた少女との出会い
   決死の救出

  第2部 第2の人生
   9.再生
   10.結婚
   11.絶望と罪の意識の中で
   12.生き残った者の義務
   13.息子との再会
   14.本当の家族

  女性たちを救う仕事 ジャックリーヌ
  読者へのメッセージ スアド


ヨルダン川西岸の、警察すらない地域の村に生まれ
17歳で、恋をし妊娠した為に、
家族は、名誉を汚した罰として、
スアドを、火あぶりにしました。

長男マルアンを出産後「SURGIR」の手で
(親子一緒に)スイスへ救出され、
奇跡的に、一命をとりとめました。

結婚後は、家族に囲まれ
幸福な日々を過ごすスアドさんです。

妻への、DVの多い故郷の村の暮らしとは違い
イタリア人のご主人は、とても温和な方で・・・。

「名誉の殺人」の唯一の生存者『スアド』が、
自分を取り戻すまでの、再生の記録。




著者の病室に、もうひとり
「火の中に落ちた少女」がいた事から
火刑は、特殊な事では、ないようです・・・。

担当医も、積極的に
治療しないのですから、驚きです・・・。

以前、求婚者(近所のファイエツ)の両親から
正式に結婚の申込みがあった青年です。

ずっと年上だった男性側は一切責任を取らされず、
抗議も非難もされはしないのです。

いわゆるショットガンマリッジ(できちゃった婚)
の様な習慣は・・・ないそうです。


家族会議で決定された、運命の日は
(家に)実行犯と被害者だけを
残して両親は外出する・・・。
その、あまりの、念のいれように絶句しました・・・。

「犯人」は、法で裁かれる事もなく
「英雄」になれるのですから・・・。

もう、異常な事態としかいいようがありません・・・。

そうしないと、村に住めなくなるなんて・・・。




20ヶ国以上で、翻訳出版されています。

女の子は、家畜の世話をする時以外は、
家から一歩も外出せずに成長します。

『外出する権利』は、結婚によって得られます・・・。

フランスでは42万部も売れていますが、
「名誉の殺人」と言う、言葉も
まだ、ほとんど知られていません。

年間6000人(事故・自殺ぬきで)
の女性が「名誉の殺人」の
犠牲になっているのが実情です。

刑務所で保護してもらえる国もありますが
出所してすぐに殺されてしまった娘も多いらしい・・・。

イスラム教指導者や、バチカン・・・
フセイン大統領でさえも「名誉の殺人」を
禁止しています。

来日した著者へのインタビューも行われました。

   <SURGIR>
   精神的・肉体的に苦痛を抱え、罪深い慣習に
   拘束されている世界中の女性たちおよび
   その子供たちのためのスイスの組織です。

   SURGIRは女性たちを、打ちのめしている
   不公平な因習と日々、必死に闘っています。

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おさんぽ 

osannpo

江國香織 著
こみねゆら 絵
白泉社刊



素敵なレースのついた、新しいスカートを着て
うれしそうに外出する女の子の一日を描く。

緑色の自動車に乗ったお皿が、何故か、
女の子の後を、ずっとついてきます・・・。

レースのスカートの布地を、
家の窓のカーテンにするために、
分けて欲しいと、モグラから頼まれた女の子は、
鋏で、スカートの後ろの部分を
切り取り、モグラに渡します。

蛇から、生まれたての赤ん坊のために、
レースのスカートを分けて欲しいと
頼まれた時も、女の子は、
「そういうことなら、しかたないわね」
と、快くスカートを切り取ります。

とうとうスカートは、
前身ごろだけになってしまいました・・・。

お皿は、女の子に、車に乗る様に、
しきりに勧めますが、
なかなか、女の子は応じようとはしません。

とうとう、しびれをきらしたお皿は、
車から降りて、女の子に語りかけますが・・・。


お気に入りの、新しいレースのスカート生地を
惜しげもなく、蛇やモグラにあげてしまう少女。

大きなお屋敷に住んでいる
古いお皿が緑色の車を運転して出てきた時は驚きました。

グリーンの高級車・・・。

私の勝手な想像では、
雰囲気トヨタクラシックでしょうか(笑)

お皿は、あくまで、上から目線で、
女の子に話しかけます。

お皿は、女の子に車に乗る様に勧める一方で、
自分の生い立ちは、
立派なお屋敷で暮らしていたと言う事以外は、
語ろうとはしません。

反発する女の子・・・。

現代的な質疑応答でしたが、
これが意外と好印象でした。

モグラと蛇の一見、無理な要求に、
あっさり応じる包容力を持ちながら、
お皿の傲慢な態度には、毅然と応対する女の子。

お皿は、女の子に何度も拒絶されて初めて、
家出の理由を正直に話します。

古い大きなお皿は、もう何十年も、
食器棚から出してもらえずにいたのです・・・。

お皿は、アンティークでとても素敵でしたが、
周囲が少し欠けていました・・・。

女の子は、前だけになったスカートを、
エプロンとして使い、古いお皿で
食事をしました。

良く言えば・・・リサイクル。

物を大切に扱うという事につながるのでしょうか。
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島ひきおに

simahikioni6071

梶山俊夫 絵
山下明生 作
偕成社刊



ある小島に、さびしがり屋の鬼が
ひとりで住んでいました。

誰かと話がしたかった鬼は、
「え~んやこら」
島をひっぱりながら、海の中を歩き出しましたが・・・。





鬼の顔は、一度見たら忘れられない程
いかにも、鬼らしく描かれています。

広島県の島のすぐ近くにある
敷島(かつては引島と呼ばれていた)の頂上は、
祠があり、霊場になっているそうです。

『敷島を引っ張ってきた鬼が、現在、
祠の建っている場所で力尽き滅した』
と言う、言い伝えが残っております。


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ビロードのうさぎ

biro-donousagi6078

マージェリィ・W・ビアンコ原作
酒井駒子絵・妙訳



ビロードの布でできた、ウサギのぬいぐるみの数奇な運命・・・。

クリスマスプレゼントだった、
綺麗なビロードの布でできたうさぎのぬいぐるみは、
プレゼントの山に埋もれて、
「男の子」に忘れられてしまいます・・・。

賢そうな、おもちゃの馬に励まされながらも、
うさぎは、長い不遇の時を過ごします。

ある日、うさぎは、失くしたおもちゃの替りに「男の子」と
ベッドで眠る事になりました。

やがて、お気に入りになったうさぎは、昼も夜も
片時も離れず、男の子と過ごすようになります。

男の子が病気で、寝たきりになった時も
うさぎは、傍らで見守り続けました・・・。

ところが、男の子がベッドから起きられるようになり
転地療養のため、海の家で暮らす事が決まると、
今まで、男の子が触れた物は
みんな処分されてしまう運命に・・・。






誰にもある、友達だったぬいぐるみとの別離の経験を
想い出させる、叙情的な絵本で、共感が持てますね。

国内外で、評価の高い酒井駒子さんの絵が楽しめます。

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ホームレス中学生

ho-muresutyuugakusei6089

田村裕著
ワニブックス刊



   衝撃の解散劇
   公園生活がスタート
   空腹の果てに
   ウンコのオバケと呼ばれて
   野良犬とのガチンコ勝負
   Tシャツとの悲しい別れ
   掛けられなかった電話
   人生を変える奇跡的な出会い
   兄姉それぞれの苦労
   あっけない再会
   体が拒んだ養子縁組
   兄弟が再び集合
   幸せに満ちていた母との生活
   突然の母の病
   あの日
   立て続けに押し寄せる父の不幸
   平穏で甘酸っぱい高校生活
   なりそびれたヒーロー
   恩人の死・そして実感する母の死
   生きることへの興味喪失
   恩師の手紙
   兄の心弟知らず
   バブル時代の終焉~
   ~1日300円生活へ~
   奇跡の発見
   二ヶ月に一度の贅沢
   失われた宝島
   のせられて生徒会長
   二泊三日の家出道中
   気になる父の行方
   10キロ女の正体
   NSCに入学
   相方・川島との出会い
   母に今伝えたいこと
   おわりに

『僕は、お湯に感動できる
幸せのハードルの低い人生を愛しています』
               ホームレス中学生より






中2の夏休みが始まる前日、帰宅すると
マンションの階段に、
見覚えのある家具が並べられていました。

帰宅した父の口から出た言葉は
「解散」・・・。

兄姉に負担をかけまいと、
「友人宅へ行く」と、健気な嘘をついて
一緒に来いと言う兄姉を振り切って
単独行動に出た田村少年・・・。

以前、住んでいた家の近くにある公園へと向かう。

地元では「まきふん公園」と呼ばれた公園で
友人宅に救出されるまで、夏休みの数週間をおくる。







・・・と、ここまでは麒麟のファンの皆様は
もうすでに、ご存知の事ですね。

ここから始まる田村兄弟の新生活、
田村少年のハイスクールライフは必笑です。

田村少年の不幸を、笑っては申し訳ありませんが・・・

さすが・・・麒麟。

短いエピソードの中に、オチが所々にあって、
笑わずに読むのは困難でしょう。
  
クラスメートには、話せない秘密を抱えながら
青春を過ごした田村少年。

父子の再会のシーンをテレビで見ましたが

「よう似とる奴、おるなと思っとったんや」
というお父さんの言葉が印象的でした。

何も悪い事は、していないのに
クラスメートに説明しづらい
何らかの状況を抱えている少年は
意外に、多いのではないでしょうか・・・。

この本は、やるせない心情を
小気味良いくらい、実に正直に吐露していて
すがすがしい共感を呼びました。


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チヌロップのきつね

tinurottpunokitune7572
高橋宏幸作・絵
金の星社刊



英語版・ドイツ語版が出版され、
アニメ映画でも話題をさらった詩情豊かな絵本。

千島列島に実在する小島をモデルに描かれました。





太平洋戦争末期、チヌロップ島へ
今年も、昆布漁をする老夫婦が上陸しました。

おばあさんは、生後間もない野生のコギツネに
『ちびこ』と名付け、可愛がります。

おばあさんは『ちびこ』の(赤い布でできた)首輪に、
一輪のキツネザクラの花を、さしてあげました。

チヌロップ島にも、やがて、戦火が迫り
老夫婦が、島を去る日がやってきました。

ふたりが去った後のチヌロップ島に、
日本兵が上陸して来るようになり、
島のあちこちで、恐ろしい銃声が響くようになりました・・・。

キツネ達は、1匹・・・また1匹と
銃弾に倒れてゆきました・・・。

そんなある日、『ちびこ』は
ひとりで散歩に出た森で、ワナに足をはさまれ、
身動きがとれなくなってしまいました・・・。






北海の孤島に住む狐の一家と
老夫婦の心の交流の物語。

目立たない絵ですが・・・

赤いヒモを首輪がわりに巻いてもらった
赤ちゃんぎつね『ちびこ』が、おばあさんに
抱かれているイラストは、それはそれは可愛い。

見た人の心をうつでしょうね・・・。

著者は、太平洋戦争が激化する昭和19年に
日本兵として、チヌロップ島に上陸しました。

その時、島を去ろうとしていた老夫婦から、
『どうか、狐を可愛がって下されの』
と、頼まれたそうです。

島内では、その後・・・
密猟者の仕掛けたワナ(トラバサミ)が
相次いで、発見されました。

そのワナのひとつには・・・
白骨化した子狐の遺体が、挟まっていたそうです。

すぐ近くには、母狐が運んで来たと思われる
エサ(小動物の骨)が、沢山残っていたそうです。
その光景の、あまりの痛ましさに、
著者は、強い憤りをおぼえ、本書を執筆されました。
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光太夫帰国 遠きロシアより

koudayuukikoku

岸宏子著
中日新聞社刊

伊勢若松の船頭大黒屋光太夫と磯吉の、
帰国後の苦悩と、
光太夫が78歳で没するまでの記録。

キリル・ラックスマンの援助により
寛政4年秋に、根室へ
エカテリーナⅡ世号で帰国を果たすが・・・。

入り婿であった光太夫の妻は、
すでに・・・再婚していた。

天明2年12月9日17人を乗せた神昌丸は
白子から、紀州藩の米500石
木綿・薬・雑貨・酒を積み込んで
江戸へ向かう途中、遠州灘の嵐で遭難し
7ヶ月の漂流の後、アムチトカ島に漂着。

嵐は記録的なもので、このときの遠州灘は
数十隻の船が消息を絶っております。

神昌丸の帆柱を切り倒す事で、
からくも、転覆を免れました。

アムチトカ島に、漂着した翌日
神昌丸はバラバラになって、崩れ落ちたと言う・・・。

流木を集めて船を作り、ロシア人も同乗させ
半島へ渡り、連絡船でロシア本土へ。

光太夫が一番頼りにしていた庄蔵は、
ヤクーツクからイルクーツクへ、
二ヶ月間の犬ぞりでの移動の途中で
犬ぞりから転落し、
重度の凍傷にかかってしまった片足を・・・。

その後、キリスト教に改宗したために、庄蔵は
帰国できなかった。

新蔵は、帰国直前にロシア人女性と恋愛結婚し、
キリスト教に改宗し、入り婿となった。

磯吉は、生涯独身だったが、
光太夫(46)は薬草園で、おまき(20)と
再婚し、息子も誕生する。

後の、大黒屋梅陰(学者)である。

寛政10年12月に磯吉が、
その4年後に光太夫が
伊勢若松に一時帰郷を果たす。

光太夫の母も、磯吉の母も
元気で再会を喜び合うが・・・。

小市の妻は、生還した、ふたりに対して・・・。





帰国後の根室で壊血病にかかって世を去った
小市の妻との再会や、
新昌丸の船主、亀山の彦兵衛への
賠償問題など現実的な問題も描かれています。

幕府は、鎖国を破った罪人として
ふたりを終生、薬草園に幽閉する一方で
生活費を支給したり、妻帯するように勧めたり
光太夫の甥に里帰りの世話料として
米2俵を渡したりもしておりますが・・・。

とうとう最後まで、蝦夷奉行の補佐に
ロシア語の堪能な光太夫を
起用する事はありませんでした。

このあたりが、抜け目なく、根室周辺の測量をして
帰国したラックスマンと対照的ですね。

科学アカデミーの会員だったキリル・ラックスマンは、
日本の書物の翻訳や日本の海岸線の形状等を
すでに、光太夫から聞き出しております。

アムチトカ島で、野菜不足による壊血病から、
一行のほとんどが倒れてしまい・・・残念です。

この本は、絶版でしたが
ブックオフの100yenコーナーで入手いたしました。
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小さな王さまヌーノ

nu-no6079

マリオ・ラモ原作
原光枝訳
平凡社刊



その日、黒スイギュウイワへ初めて、
お父さん(王様)に連れて行ってもらえて
ヌーノは上機嫌でした。

ヌーノの将来について、父子で
楽しく語り合った後、平原へ降りる途中で
巨大な岩が、ゴロゴロ転がって来ました!

巨岩は、王様の頭を直撃し、
お父さんは、あっけなくその場に倒れました。

側には、王冠がころがっています・・・。

ヌーノは冠を被り、王様のかわりに
いろいろな森の動物達の相談を受けますが・・・。

「どうするか、かんがえてみよう」

と、言うだけで、どうする事もできません。

すっかり、困ってしまいましたが・・・。







子供向けの本にあるまじき
ショッキングなオープニング(笑)に
とても驚きました。

全篇に、黄色が多用されていますが
不思議と、しっくり来る感じです。

著者は、フランスの人気作家です。

フランスのエスプリとユーモアをどうぞ。

楽しく読みたい一冊です。
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としょかんライオン

tosyokannraion

ミシェル・ヌードセン著
ケビン・ホークス イラスト
福本友美子訳
岩崎書店刊

図書館には、誰でも入れます。
ライオンでも・・・?

ある日、図書館にライオンが入って来て
図書館員のマクビーさんは、びっくり!?

あわてて、メリーウェザー館長に、
知らせに行きましたが・・・。

メリーウェザーさんは、平然としています。

ライオンが図書館にいても問題ないでしょう?
そのライオンが、規則さえ守ればね・・・。

ライオンは、毎日、図書館に通うようになり、
棚のホコリを尻尾で払ったり、本を運んだりして、
図書館の中で一番の人気者になりました。

ある日、メリーウェザーさんは、
上の棚にある本を取ろうとして
足を滑らせ転倒し、腕を骨折してしまいます。

ライオンは、メリーウェザーさんを助けるために
マクビーさんの目の前で
図書館の規則を破ってしまいます・・・。







あまり、個性的な絵ではありませんが
雨にずぶ濡れのライオンのイラストは印象的でした。

マクビーさんが、ずぶ濡れのライオンを見つける場面は
映画のワンシーンみたい・・・。
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イラクの小さな橋を渡って

irakunotiisanahasi6089

池澤夏樹著
元橋成一写真
光文社刊


  戦争がはじまったら、どんな人々の上に
  爆弾が投げられるのか知りたかった。
         「イラクの小さな橋を渡って」より
             



豊かな市場の様子や
子供達の輝くような笑顔が印象的でした。

著者は、
「イラク国民は、本当にサダム・フセインの圧政下にあったのか?」
疑問を感じています。

イラクは、もともと豊かな国で
食料の薬も充分にあり
原油を売ったお金で、何でも買えた・・・。

ドライブインでも、道端のレストランでも
テーブルに載りきらない程の
おいしい大皿料理が並んだといいます。

『食べ切れなくて、あまる位がアラブ流のもてなし』でした。

経済封鎖が始まるまでは・・・。

今では、食料が足りずに
5歳以下の子供の死亡率が高くなっています。

以前スーダンの薬品工場が、
ミサイルで爆破された時
多くの人々が、
何でもない病気で亡くなられたそうです。

『爆弾だけが、人を殺すのではない』
という言葉に、衝撃を受けました。

ページをめくると、そこには
荒れ果てた、廃墟が広がっていました・・・。

いろんな危険な地域を撮影してみえる
元橋成一氏の美しいモスクの写真が印象的でした。
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洞窟オジさん 平成最強のホームレス 驚愕の全サバイバルを語る

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加村一馬著
小学館刊



第1章  虐待され続けた少年時代
第2章  13歳で家出
第3章  洞窟生活
第4章  老夫婦との出会い
第5章  山菜売りは金になる
第6章  自殺
第7章  魚捕り
第8章  初体験
第9章  釣り名人
第10章 洞窟オジさんのハローワーク
       洞窟オジさんのサバイバル術

立ち読み号泣注意

両親の折檻から逃れたい一心で、
醤油一升と柿を持って
昭和35年に、13才で家出して以来、
足尾銅山の洞窟等で
「シロ」と一緒に、イノシシやウサギを獲り、
43年間のサバイバル生活をした
「洞窟オジサン」として、報道されたので
ご存知の方も多いのでは・・・。

著者は、昭和21年に、群馬県で
8人兄弟の4男に生まれました。

驚いたのは、著者が家出した翌年に、
兄も家を出ていた事実です。

兄弟と再会した時、この事を知って
著者自身も、大変驚いたようです。

愛犬シロとのエピソードは、
どれも涙なしには読めません。

著者が家にいない事に気付いた「シロ」は
線路づたいの道を、ニオイをたどって、
山まで著者を追いかけて来たと言うから
泣かせる話です。

洞窟で、高熱を出した著者を、「シロ」が看病する
シーンが、最も心に残りました。

布をくわえて洞窟の奥へ行き、
水に浸して、著者のおでこを冷やす、
シロの献身ぶりは、とても犬とは思えません。

ペットというより、親だったと、著者も回想しています。

「シロ」の死後、シロとの想い出の地である
足尾銅山を去り、栃木・新潟・福島・山梨・茨城の
山間部を転々とします。

一時は、内装業に従事しますが、
その後、携帯電話のみを持って、
以前の暮らしに戻られたみたいです。

哀しいのですが、読了後の爽やかさが、印象的。

明日も、がんばろうと想える本です。

残念ながら、流通量は少ないみたいですね。
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チェブラーシカ

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エドゥアルド・ウスペンスキー原作
こじまひろこ訳
やまちかずひろ文
小学館刊

ロシアの人気キャラクター
『チェブラーシカ』が絵本になりました。

もちろん、人気者のワニのゲーナも一緒ですよ。





オレンジ畑で遊んでいるうちに、
木箱の中で、眠りこんでしまった、不思議な生き物は、
オレンジと一緒に、果物屋さんに運ばれてしまいます。

木箱を開けて、びっくりしたおじさんは、
生き物を、座らせようとしますが
何度も、転んでしまって、うまく座れません・・・。

おじさんは、この動物に
『チェブラーシカ』という名前を付けました。

チェブラーシカとは、ロシア語で
「よく、転ぶ」と、いう意味です。

おじさんは、チェブラーシカを
動物園へ紹介してくれましたが、
同じ名前の付いた「檻」がないので
飼育してもらえませんでした。

チェブラーシカは、今度は、おじさんの友達の家へ行き、
そこで暮らす事になりましたが・・・。

チェブラーシカは、住む家を、持っていなかったので
電話ボックスに住む事になりました。

ひとりぼっちのチェブラーシカは、
友達を捜しながら、街を歩いていると・・・。

ワニのゲーナの描いた
「友達募集」の広告を見たチェブラーシカは
大喜びで、応募します。

ちょっぴり意地悪な、シャパクリャクさんや
女の子も集まって
『友達の家』を建てる事になったのですが・・・。





アメリカのホームコメディーのような内容です。

個人的には、チェブラーシカよりも
ワニのゲーナが好きになりました。

ゲーナは、昼間はワニらしくしていて・・・

5時になると、服を着て帽子を被って
係の人には『お先に失礼します』と言って
動物園からアパートに帰る・・・ワニなのです(笑)

緑色のゲーナが、なんとも可愛く、
生き生きと描かれていました。
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ペンギンの国のクジャク

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BJギャラガー・ヘイトリー&ウォレン・H・シュミット著
田中一江訳
扶桑社刊

そう遠くない昔、〈組織の海〉のなかで、
ペンギンが支配する島が繁栄を誇っていた。

ペンギン島の幹部たちは、
他の島へ有能な人材を集めに出かけ、
『クジャクのジャック』に出会う。

ジャックも、地位と権力を約束される
ペンギン島にわたりたいと望んだ。

ジャックも最初は、自分のクジャクらしさを抑え、
満足させる結果を出して
ペンギンたちに、認めてもらおうと努力した。

次第に、ペンギンたちは、目立つジャックを
うとんじるようになる。

幹部ペンギンは
『格好だけでもペンギンに合わせれば嫌われはしない』
とアドバイスするのだが・・・。

本来の、自分らしさを失ってまで
成功したいのか、と悩んだジャックは・・・。






アメリカのビジネス寓話です。

モノトーンの、ぬり絵の様な、挿絵が印象的でした。
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100万回生きた猫 佐野洋子

hyakumannkaiikitaneko

佐野洋子作・絵
講談社刊



100万回生き返り、
王様・漁師・サーカス・老婆・女の子の飼い猫になった
「立派なトラ猫(♂)」の人生感を描く物語。




何度も生き返って、様々な飼い主と暮らしながら
一度も飼い主を愛せなかった「トラ猫」は、
10001回目に、ノラ猫に生まれます。

初めて、自分を好きになった「トラ猫」は
人生の喜びに目覚めます。

立派な縞模様の毛並みに魅せられた雌猫達が
大勢、プレゼントを持って、プロポーズしましたが・・・。

トラ猫は、見向きもしません。

ある時、一匹の美しい白猫が
「トラ猫」の前にあらわれますが・・・。




「幸せに生きて、不慮の死に逢って欲しくない」
と、願うのは、お世話係の、わがままなのでしょうか・・・。

飼い猫ではあっても、
一歩外へ出れば危険がいっぱいですから・・・。

ノラ猫は、家の中に入りたがり、
飼い猫は、外へ出たがる・・・そういうものなんですかねぇ。
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ねぎぼうずのあさたろう1 とうげのまちぶせ

negibouzu6075

飯野和好絵・文
福音館書店刊

畑に植わっている
『ねぎぼうずのあさたろう』の活躍を描く、股旅物。

今日も、また『やつがしらのごんべえ』と
『こいもちょうきち』が、
『しいのみのおようちゃん』をいじめています。

あさたろうは、「・・・もう、我慢できない」と
葱畑の土の中から飛び出します。

回転しながら、「ねぎじる」を飛ばし、
悪党をやっつけます。

あさたろうは、(何故か)畑には戻らずに、
いきなり(笑)縞の合羽に三度笠で
旅支度を整え、村を出てしまいます。

峠の茶屋で、のんびりと団子を食べる、あさたろう・・・。

だが、あさたろうの隣には
腕の立ちそうな浪人『きゅうりのきゅうべえ』の姿が・・・。

危うし、あさたろう!(講壇調で)





登場人物が、野菜で統一されていて
食品キャラということで、アン○ンマンを連想しました。

若干、展開に無理が感じられますが・・・。

本書は、シリーズ化されており、
5作目まで出来ています。

ねぎぼうずと言うと、西洋的な
可愛いイメージを持っていたので、
「あさたろう」の濃いキャラには、正直、戸惑いました。

「ねぎじる攻撃」も、ちょっと・・・。

絵には、あまり馴染めませんでしたが、
これは、もう、好みの問題なので・・・。
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秘密の道をぬけて

himitunomiti6089

ロニー・ショッター著
千葉茂樹訳
あすなろ書房刊

深夜、到着した荷馬車には
黒人の一家が乗り込んでいました。

廊下の奥にある「開かずのタンス」の中に
一家(乳児を含む)かくまいましたが・・・。

泥だらけの荷馬車が、見つかってしまい、
チャーリー・ミーカー巡査と
巡査補佐のひとことジェークが、やって来て・・・。

偶然、目を覚ましたアマンダは
大人達の「秘密」を知ってしまう・・・。

一体、その「秘密」とは・・・。





南北戦争が始まる前の物語です。

アマンダの父親は「地下鉄道」の「駅長」でした。

黒人奴隷を、カナダへ逃亡させる
地下組織のメンバーだったのです。

「北部へ逃げれば自由になれる」はずでしたが・・・。

法律が変わり、国境を越えてカナダに入らなければ
捕らえられてしまいます。

かくまった者にも、厳罰が待っています。

主人公(子供)の目で見て語られていますので、
暗さのない作品になっています。

どちらかといえば、ハートウォーミングなお話です。
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