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おぞましいりゅう デイヴィッド・ウィーズナー

ozomasiiryuu

デイヴィッド・ウィーズナー絵 
デイヴィッド・ウィーズナー再話
キム・カーン再話 
江国香織 訳
BL出版 刊


イギリスの民話をもとに描かれました。

実母の死後も、長い間、マーガレット姫は
優しい父王と兄であるリチャード王子に囲まれ、
お城で、幸福に暮らしておりました。

ある日、父王は城へ戻る際、
一緒に連れ帰った美女を、
魔女だとも知らず、妃に迎えてしまいます・・・

最愛の兄の、リチャード王子が、
外国へ留学してしまっていて、
孤独な日々を過ごすマーガレット姫に、
継母は、呪いをかけました。

愛を恐怖に、姫をりゅうに変えたまえ。

それは永遠に続くだろう。

王の息子、リチャード王子が

この醜い獣にキスを三回与えないかぎりは


マーガレット姫は、魔女の呪いによって、
おぞましいドラゴンの姿に変えられてしまいます。

姫の部屋の天蓋付きのベッドの上に、
美しい姫の姿はなく、
緑色をした巨大なドラゴンがとぐろを巻いていたのですから、
お城の中は大騒ぎになりました。

王命により、城を追われたドラゴン(=マーガレット)は、
岩山で暮らす日々。

帰国した兄、リチャードは、
ドラゴンをおとなしくさせるために、
乳牛を数頭用意して、
毎日、ドラゴンにミルクを与えました。

ドラゴンは落ち着きを取り戻し、
龍の心臓の中からは、
あの懐かしいマーガレットの声が響きました。

マーガレットの指示で、
兄、リチャードは、姫にかけられた呪いを解き、
姫は元の姿に戻ることができました。

一方、継母は蛙の姿に戻って、
お城の庭で、いつまでも、
ケロケロと鳴いていたという事です。


著者は、1992年に『かようびのよる』(徳間書店)で、
2002年に『3びきのぶたたち』(BL出版)で、
コールデコット賞を受賞した、フィラデルフィア在住の方です。

予測される展開ではありますが、楽しめましたよ。

イラストも綺麗です。

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ウェン王子とトラ  チェン・ジャンホン作・絵

uennouzitotora

陳江洪(チェン・ジャン・ホン)作・絵
平岡敦訳



2005年 ドイツ児童文学賞受賞作品。

山奥に、人間に子供を殺された事に、
怒り狂ったトラがおりました。

トラは、人間を憎むようになり、村や人を襲い続けました・・・。

困り果てた王は、とうとう、虎退治のために
軍隊を派遣しましたが、村の占い師が言う事には、

「ウェン王子をトラにさしだせば、国に平穏がおとずれる」・・・。

苦渋の決断を迫られた王は、やむなく、

一人息子のウェンを虎に渡す決心をしたのです。

ウェン王子は、あまりにも幼く、周囲の涙を誘いました。

すぐに、支度が整えられ、入浴したウェンは、
風呂敷包みをひとつ持ち、
王に肩車されて、秘境とも思える山奥へと向かったのです。

王は、幼い王子をトラの住む森の入り口に置き去りにしました・・・。

間もなく、トラが現れ、ウェンに噛み付こうとしましたが・・・

大きく見開いたウェンの目は、
トラの子供の目にそっくりでした。

トラは、ウェンを食べるのをやめ、王子を優しくくわえると、
森の奥の洞窟へと入って行きました。 

洞窟を通り抜けると、そこは、
トラの隠れ家でした。

美しい清水が湧く、桃源郷とも思える素敵な、住み家でした。

トラは、ウェンに虎として必要な事の全てを教え、
幼い王子は、たくましい少年に成長しました。

王と王妃は、堪えきれず、ウェン王子を取り戻そうと、
出兵し、森に火を放ちました。

火の手に追い詰められた、トラとウェンは、
軍隊に包囲されてしまいます。

弓矢からトラを守ろうと、身を投げ出したウェンの前に、
王妃が駆け寄りました。

数年ぶりに再会した、ふたりは抱き合います。

王子は、人としてしなければならない事をする為に、
山を降りなくてはならない事をトラに告げます・・・。

トラは、森の奥へと去って行きました。

王子は、トラの元を去った後も、
毎年、トラに逢うため森を訪れました。

やがて、ウェンに息子が生まれると、
幼い息子を自分の代わりとしてトラに託し、
トラとして学ばねばならない事を、
教えてやって欲しいと頼むのでした。


著者は、中国生まれの画家で絵本作家の方です。

北京の美術学校を経て、1987年パリへ移住されました。

中国の伝統的水墨画の手法で描かれた、
イラストは見ごたえがあり迫力満点です。

オープニングで、ストーリーがわかってしまうのですが、
それでも目が離せませんでした。
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ゼラルダと人喰い鬼 トミー・ウンゲラー

zerarudatohitokuioni

トミー・ウンゲラー作・絵
田村隆一・麻生九美訳
評論社刊

国際アンデルセン賞受賞作家の傑作絵本.


昔、ある村に人喰い鬼が住んでいました。

鬼は、子供をさらっては、食べておりました。

村人達は、酒蔵や地下室に子供を隠してしまいました。

学校には、もう誰もいません。

ところが、人里離れた所に、1軒の農家があり、
ゼラルダという料理上手な女の子と、父親が、
ひっそりと暮らしておりました。

父娘は、人喰い鬼の噂を知りませんでした。

ところが、ある日、父親は、
ゼラルダの作った、リンゴ料理を食べ過ぎて、
お腹をこわしてしまいました。

「明日、私の代わりに、市場へ品物を売りにいっておくれ」

と、頼まれたゼラルダは、翌朝、馬車で出発しましたが、

途中で、人喰い鬼に見つかってしまいます。

がけの上から、足を滑らせ転落した鬼は、
怪我をして倒れ込んでしまいました。

お腹を空かせた鬼にために、ゼラルダは、
市場へもっていく品物を半分も使って、
美味しいご馳走を作りました。

ゼラルダの料理のあまりの美味しさに驚いた鬼は、
「私の城へ来て、料理を作ってほしい」
と、ゼラルダに頼みました。

しばらく考えた後、ゼラルダは了承し、ついて行きました。
間もなく、父親も、鬼の城へ呼びよせました。

鬼は、近所の人喰い鬼を、お城へ招待し、
ゼラルダの料理を振る舞いました。

ゼラルダの料理があまりにも美味しいので、
人喰い鬼達は、子供を食べるのを止めてしまいました。

街は、また子供達の歓声で、にぎやかになりました。

美しく成長したゼラルダは、
鬼と結婚し、幸福に暮らしたという事です。
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