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ウェン王子とトラ  チェン・ジャンホン作・絵

uennouzitotora

陳江洪(チェン・ジャン・ホン)作・絵
平岡敦訳



2005年 ドイツ児童文学賞受賞作品。

山奥に、人間に子供を殺された事に、
怒り狂ったトラがおりました。

トラは、人間を憎むようになり、村や人を襲い続けました・・・。

困り果てた王は、とうとう、虎退治のために
軍隊を派遣しましたが、村の占い師が言う事には、

「ウェン王子をトラにさしだせば、国に平穏がおとずれる」・・・。

苦渋の決断を迫られた王は、やむなく、

一人息子のウェンを虎に渡す決心をしたのです。

ウェン王子は、あまりにも幼く、周囲の涙を誘いました。

すぐに、支度が整えられ、入浴したウェンは、
風呂敷包みをひとつ持ち、
王に肩車されて、秘境とも思える山奥へと向かったのです。

王は、幼い王子をトラの住む森の入り口に置き去りにしました・・・。

間もなく、トラが現れ、ウェンに噛み付こうとしましたが・・・

大きく見開いたウェンの目は、
トラの子供の目にそっくりでした。

トラは、ウェンを食べるのをやめ、王子を優しくくわえると、
森の奥の洞窟へと入って行きました。 

洞窟を通り抜けると、そこは、
トラの隠れ家でした。

美しい清水が湧く、桃源郷とも思える素敵な、住み家でした。

トラは、ウェンに虎として必要な事の全てを教え、
幼い王子は、たくましい少年に成長しました。

王と王妃は、堪えきれず、ウェン王子を取り戻そうと、
出兵し、森に火を放ちました。

火の手に追い詰められた、トラとウェンは、
軍隊に包囲されてしまいます。

弓矢からトラを守ろうと、身を投げ出したウェンの前に、
王妃が駆け寄りました。

数年ぶりに再会した、ふたりは抱き合います。

王子は、人としてしなければならない事をする為に、
山を降りなくてはならない事をトラに告げます・・・。

トラは、森の奥へと去って行きました。

王子は、トラの元を去った後も、
毎年、トラに逢うため森を訪れました。

やがて、ウェンに息子が生まれると、
幼い息子を自分の代わりとしてトラに託し、
トラとして学ばねばならない事を、
教えてやって欲しいと頼むのでした。


著者は、中国生まれの画家で絵本作家の方です。

北京の美術学校を経て、1987年パリへ移住されました。

中国の伝統的水墨画の手法で描かれた、
イラストは見ごたえがあり迫力満点です。

オープニングで、ストーリーがわかってしまうのですが、
それでも目が離せませんでした。
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