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琥珀の望遠鏡 下 ライラの冒険 完結編

kohakuge

フィリップ・プルマン著
大久保寛訳
新潮社刊

ウィリアム・パリー・・・・・・神秘の短剣の守護者。グラマン博士の13歳の息子。
ライラ・シルバータン・・・・アスリエル卿の娘で、12歳の女の子
パンタライモン・・・・・・・・ライラのダイモン(守護精霊)
アスリエル卿・・・・・・・・・探検家で、ライラの父親
マリサ・コールター・・・・・未亡人 ライラの母親
マ・コスタ・・・・・・・・・・・・船上生活者ジプシャンで、ライラの乳母
ジョン・ファー・・・・・・・・・ジプシャンの頭領で、セラフィナ・ペカーラの命の恩人
ファーダー・コーラム・・・・ジプシャンの賢者
イオレク・パーニソン・・・・ライラを愛するパンサー・ビョルネ 
               恋敵を殺害した理由で追放されたが王位に復権。よろいグマの王子。 
リー・スコーズビー・・・・・テキサス男 気球乗り
セラフィナ・ペカーラ・・・・・エナラ湖地区の魔女一族の女王(300歳) 外見は20代。
ルタ・スカジ・・・・・・・・・・・アスリエル卿の恋人だったラトビアの魔女の女王。
ランセリウス・・・・・・・・・トロールサンドにある魔女の国の領事
メアリー・マローン・・・・・琥珀の望遠鏡を発明した、ダークマター研究者・易者。元修道女。
バルサモス・・・・・・・・・・天使。バルクの恋人。
バルク・・・・・・・・・・・・・・天使。メタトロンの兄弟。
メタトロン・・・・・・・・・・・・天使。 4000年前に『オーソリティー』の摂政となる。
ルイ・ゴメス・・・・・・・・・・規律監督法院の神父。ライラ・メアリーへの刺客となる。
アタル・・・・・・・・・・・・・ライラの親友。ミュレファ。
ローク卿・・・・・・・・・・・・青いタカに乗ったガリベスピアン。アスリエル卿の偵察隊長。
レディ・サルマキア・・・・トンボに乗ったガリベスピアン。アスリエル卿のスパイ。
シュバリエ・ティアリス・・優秀なガリベスピアン。レディ・サルマキアと共に、ライラを護衛する。
オーソリティー・・・・・・・・クラウデッドマウンテンに住む最高齢の神様。
ガリベスピアン・・・・・・・トンボを育成する身長20cmの種族。9歳までしか生きられず、死は突然訪れる。
ハーピー・・・・・・・・・・・冥界の魔物
ミュレファ・・・・・・・・・・・エデンの園の様な楽園に暮らす、心優しき種族

木のぼり

ハーピー

ささやく者たち

出口なし

ジュネーブのコールター夫人

サンジャンレゾー

奈落

観察デッキ

真夜中

平原の戦い

クラウデッド・マウンテン

オーソリティーの最期



マジパン

いまはある

丘のはるかむこう

折られた矢

砂丘

植物園



洞窟でマリサ・コールターのハーブティーで眠らされている間、
ライラは、ロジャーの夢を見ていました。

意識をとりもどしたライラは、途方もない決心をします。

それは、生きたまま冥府に行き、ロジャーに再会して、
生還しようというものでした。

父に会いたいウィルも、ライラに同意します。

「死の国」への『窓』を、短剣で切り開きます。

その国の人々は、生まれた時から
自分の「死」を連れている、奇妙な世界でした。

ライラとウィルは、自分のダイモンと引き離され、
冥界への川を渡ります。

たどり着いた岸辺には、
「人生の真実のエピソード」の話を聞きたがる、
名もなき魔物が待っていました。

ライラは、魔物に名を与え、
魔物に護られて冥界を脱出します。

このあたりが、ストーリーの山ですね。

途中、ライラを狙う爆弾が放たれますが、
誘導装置を利用し、ライラの髪の毛で誘爆に成功します。

この時の爆発で、冥界に「奈落」が誕生します。


一方、琥珀の望遠鏡で、ダスト粒子の流れを
観測していたメアリーは、
300年前にミュレファの暮らす楽園に起きた、
環境破壊の原因を突き止めます。


300年前、中世の短剣の守護者が開けた『窓』から、
ダストが流出していたのです。

かつて、木々に降り注いでいた、ダストの黄金の雨が、
高速で上空を流れ去ってしまっていたのです。

ミュレファが生命の源として護ってきた樹が、
朽ちて結実しないのも、そのためでした。

共和国をつころうとするアスリエル卿の軍隊と、
規律監督法院の対立は深まり、
ついに戦争が起こります。

天使・魔女・スペクター・ガリベスピアン・パンサービョルネの、
混戦状態の最中、水晶の輿に乗せられ、目立たない様に、
少数で脱出したオーソリティーでしたが・・・

高齢だったオーソリティーは、日光にさらされた途端、
風化して消滅してしまいました。

マリサ・コールターは、意思機で、
クラウデッドマウンテンに忍び込み、
摂政メタトロンを誘惑し、誘い出す事に成功します。

アスリエルとマリサは、ライラが大人になるまでの時間を得るため、
メタトロンと心中する事を決意していました。

かつては、バルクの兄弟で、人間だったメタトロンは、
マリサの美貌に心を奪われ、
アスリエルに羽交い絞めにされて、
マリサと3人で「奈落」の底へと落ちて行きました。

ライラとメアリーの生命の危機は、
去ったかに見えましたが、
まだ、規律監督法院がライラに向けて放った刺客・・・
ゴメス神父が近くに迫っておりました。

ルイ・ゴメス神父は、隠れてウィルに随行していた
天使バルサモスの手で、葬り去られました。

力つきたバルサモスもまた、
愛するバルクの名を呼びながら、消えてゆきます。

魔女セラフィナ・ペカーラの助言で、
ふてくされていたパンタライモンも、
ライラの元に帰り、ウィルとライラは、
ミュレファの村で幸福な時を過ごします・・・

しかし・・・メアリーから、
世界中の開け放された窓から、ダストが洩れていて、
いいものが全て、なくなってしまう事を聞かされます。

窓をひとつ開くたびに、スペクターが1体、
生まれる事も、聞かされました。

ライラの生命を絶つために、
規律監督法院が放った爆弾のせいで、
奈落ができて、そこからも、
大量のダストが流出してしまっているのです。

天使から、開けておける窓は、一つだけだと知らされます。

その「ひとつの窓」を、
ライラと逢うために使う事もできましたが・・・

ひとつは、死の国から出る幽霊のために残し、
ふたりは、別れる決心をします。

異世界で暮らせるのは、10年が限界なのです。

時々は、自分の世界に戻らないと、
ダイモンが病んで10年程で死んでしまうのです。

ウィルの父も、ウィルが再会した時すでに、
病んで死にかけていました。

お互いを死なせないために、
ふたりは別れなくてはなりませんでした。

ふたりは、お互いの世界のオックスフォードの、
植物園にある同じベンチに、
1年に1度、同じ時間を過ごす約束をして別れます。





6冊の長編ですが、不思議と達成感はありません。

荒唐無稽なストーリーですが、
自然な展開で違和感なく読めます。

メアリー博士の経歴・・・元修道女で易者で科学者という設定は、
イギリス人には、ちょっと、珍しいかも知れませんね。

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