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珍妃の井戸 浅田 次郎

tinnpinoido

浅田 次郎著
講談社文庫



戴沢殿下の舞踏会

誰が珍妃を殺したか?
 ニューヨークタイムズ駐在員トーマス・E・バートン氏の証言

老公胡同
 元 養心殿 出仕 御前太監 蘭琴氏の証言

直隷総督兼北洋通商大臣兼北洋常備軍総司令官「袁世凱」氏の証言

魔宮からの招待状
 光緒帝側室の証言

現場検証
 永和宮 首領太監 李蓮焦氏の証言

小さな悪魔
 廃太子の証言

天子(サン・オブ・ヘブン)



「蒼穹の昴」の続編です。

光緒帝・鎮国公戴沢殿下・ミセス=チャン・蘭琴・袁世凱など、
「蒼穹の昴」の登場人物が、オールキャスト。

光緒帝・西太后とともに、
北京へと落ち延びる筈だった、
光緒帝の唯一の寵妃は、
不幸にも、紫禁城の奥深くにある井戸で命を落とす・・・。

列強諸国の軍隊が迫る混乱の中で、
誰が、珍妃を亡き者にしようとしたのか・・・。

イギリス・ドイツ・日本・ロシアの貴族は、
清朝貴族の舞踏会で知り会った、
ナゾの女性ミセス・チャンから、
皇帝の寵妃の不可解な死を告げられる。

西太后によって、
冷宮に幽閉されていた美しい妃は、
何故、殺されてしまったのか・・・。

真相を探る、英・独・日・露の高官達にも、
やがて、危機が迫ります・・・。





様々な人物からの証言で、構成される所は、
芥川龍之介の「藪の中」にも、似ています。

証言者は、宦官から愛親覚羅一族へと、渡り、
やがて、光緒帝自身の証言へと進んでいきます。

物語のクライマックスです。

意外性にあふれ、一気に読めます。

「蒼穹の昴」を、読んだ後でしたので、いっそう楽しめました。

著者独自の、歴史上の人物評が、
教科書とは異なっており、これもまた見所のひとつです。

袁世凱や、李鴻章が身近に感じられる楽しい作品です。
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