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ファントム(上) スーザン・ケイ

fanntomu

スーザン・ケイ著
北條元子・訳
扶桑社刊



   1.マドレーヌ・・・エリックの母

   2.エリック・・・後年、ファントム(オペラ座の怪人)と呼ばれる少年

   3.ジョヴァンニ・・・ジプシーと同行する興行師

   4.ナーディル・・・皇帝の命でエリックをペルシャへと招くマザンデランの警察長官

19世紀、フランス。

最愛の夫シャルルを亡くしたマドレーヌが失意の中で産んだ長男エリックは、

この世のものとは思えない恐ろしい容貌だったが、

その声には、人を惹きつける類まれな魅力が備わっていた。


シャルルに似ていないエリックを、

どうしても愛することができないマドレーヌは、

マンサール神父のファーストネームをもらい、

エリック(=後のオペラ座の怪人)と名付け、

仮面をかぶせて屋根裏部屋で暮らさせる反面、

講師を招き建築学の英才教育を施す。


母の親友マリーから、

誕生日プレゼントに腹話術の本をもらったエリックは、

腹話術をマスターする。


エリックが、8歳の時、

村人の手で、唯一の理解者であった

老犬サシャを、目の前で惨殺されてしまう・・・

自分がいる事で母にも危害が及ぶと知ったエリックは、家出する。


馬泥棒と間違われ、

興行師ジャヴェールに捕らえられ、見世物にされながらも、

同行のジプシーの一団と暮らすうちに、

薬草の知識・タロット占いを習得するエリック。

だが、男色家だったジャヴェールから逃れる為とはいえ、

計らずも、ジャベールを手にかけてしまうエリック・・・


手品とスリで、生計を立てながら、ヨーロッパを旅し、

ローマで、

マスターメイソン(石工技師の長)のジョヴァンニと出会ったエリックは、

彼の家の地下室に徒弟として住み込む。

長男にも、跡継ぎになるべき非凡な弟子にも

恵まれなかったジョヴァンニにとって、

エリックは、息子以上の存在となる。


しかし、帰省した、美しくも奔放な末娘ルチアーナ(15歳)が、

エリックに一方的に想いを寄せるようになり・・・

迷惑がかかる事を恐れ姿を消そうとしたエリックを、

ジョヴァンニは引き止める。



彼女が、いやがるエリックの仮面の下の素顔を見た時、悲劇が・・・

錯乱し、引き止めるエリックを尻目に駆け出した彼女は、

朽ちていた屋上の手すりに身体をぶつけ転落し帰らぬ人に・・・。

それでも、親方には、エリックを責める気持ちはありませんでしたが、

傷心のエリックは、ニジニ・ノブゴロド(現ゴーリキー市)へと旅立つ。


ニジニ・ノブゴロドの夏の市が終る頃、手品の興行中のテントで、

ナーディルと出逢ったエリックだったが・・・





絶版になっているハードカバー版。

ブックオフの100yenコーナーで入手でき、幸運でした。

ガストン・ルルーの「オペラ座の怪人」を元に、

アンドリュー・ロイド=ウェバーの同名ミュージカル

などから着想を得て書かれた、フィクションです。

(上)は、クリスティーヌ・ダーエと

出会う以前のエリックの半生が描かれており、

癇癪持ち&クールな性格のエリックが、

ある一定の時だけ、慈悲深く、紳士的で

寛容に振舞うのが、とても興味深いです。

上・下どちらか1冊だけ読むとしたら、上を読みたいです。
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