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おそばのくきはなぜあかい 石井桃子

osobanokukihanazeakai

石井 桃子作
初山滋絵
岩波書店 刊




「おそばのくきはなぜあかい」


お蕎麦と麦が、白い髭のお爺さんに出会います。

川に橋がないので、

お爺さんは、向こう岸へ渡ることが出来ません。

麦は冷たいから断わりましたが、

親切な蕎麦は、冷たい真冬の水の中をお爺さんを、おぶって川を渡ります。

蕎麦の脚は、冷たさで真っ赤になりました。

そのため、蕎麦の茎は今も紅いのだということです。

ところが・・・この老人は、実は・・・穀物の神様だったのです。



「おししのくびはなぜあかい」


あるところに元気な猿がおりました。

退屈な猿は、お獅子と遊ぶ事にしました。

お獅子に勝負を挑まれた猿は、

負けない様に智恵を使い、何度もお獅子に勝ちます。

その結果、お獅子の首は、真っ赤になってしまったのですが・・・



「うみのみずはなぜからい」


貧しかった弟は、

白い髭の老人から不思議な事を教えてもらいます。

教わった通り、小人に魔法の石臼をもらって、

大金持ちになってしまいますが、

うらやましくなった金持ちの兄がやってきて、

その石臼を盗んでしまいます。

兄は、船に石臼を乗せて行くうちに塩が舐めたくなり、

魔法の石臼から塩を出しますが、

止め方を知らなかったので、

どんどん塩は出続け船もろとも沈んでしまったと言う事です。

海の底では、今も、あの石臼が塩を出し続けているので

海の水は塩辛いのです。



「おそばのくきはなぜあかい」

「おししのくびはなぜあかい」

「うみのみずはなぜからい」

の3作品が収録されております。


初山滋氏の美しい幻想的なイラストは、

地味なのですが、忘れられない印象を残しますね。

「むかし むかし おおむかし 

くさや木がまだ口をきいていた頃のお話です」

の語り口で始まる、典型的な日本の昔話ですが、

グリム童話にも、共通する残酷性も備えており、

幼年期には、ややショッキングな場面もございます。
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