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ランポ 旅に生きた犬 エルビオ バルレッターニ

rannpo


エルビオ バルレッターニ (著)
辺見 栄 訳
ペットライフ社刊


1953年、イタリア北西部の鉄道駅

カンピーリア・マリチマ駅に、ふらりと降り立った犬、ランポ。

rannpo1

ランポは一つ所に留まることを好まず、

ローマ行きの急行に乗り、旅をする犬でした。

ランポは、終電に乗り遅れたりはしない。


この本をお読みになられる方は、

ランポの幸せを願わずには、いられないでしょう。


乗り間違えれば、次の駅で下車し、

すぐに反対方向の列車でUターンする犬です。


人を選び、自由に生きようとする孤高の犬ランポ。

ランポを愛し、支えようとする人々と、

ランポをカンピーリア駅から追放しようとする人々。

後者は、ランポがテレビ・新聞の一面を飾った後、

悔い改めランポに許しを乞うが、

決してランポは心を開かなかった。


イタリア・フランス・アメリカの人々の心に、

深い感銘を与えた、実在した犬の物語。

rannpo2



時折、丘から心配そうに海を眺めていたランポ。

飼い主は、ランポを置いて船出したまま帰らなかったのでしょうか・・・

それとも、泳ぐのが好きな方だったのでしょうか。

ランポはとても海が好きな犬です。

泳ぎも上手でビーチが大好きでした。


夏は、週の何日かは、

バスターミナルから海水浴客に混じって、

バスに乗車し、ビーチへ。

泳いだ後は、日光浴でモフモフになり、

帰りは、バス停からバスに乗り、

なじみの街に住む副駅長の家へ帰宅し夕食。

終電で、カンピーリア駅の事務室へ戻り就寝する犬なのです。


元々、ランポはアメリカの犬でした。

アメリカ船の若い船員が、可愛がっていた仔犬だったのです。

リボルノで停泊中、

上陸したランポは出船時刻に間に合わなかったようです。

ランポは、いつか、船が自分を迎えに戻ると信じて、

何日も、埠頭で海をみつめ、船を待っていたそうです。


リボルノの監視員の老人としばらく暮らした後、家出。


リボルノの駅で、野犬狩りに捕らえられる寸前、

駅のポーターの機転で、駅を脱出。

ある鉄道員が、まだ仔犬だったランポの首を持って、

貨物列車に放り込んだのです。


晩年、リボルノ時代の飼い主だった

港湾監視員の老人に偶然再会し、

老人の家に、自発的について行くのですが、

4日後、ランポは独りで

寂しそうにカンピーリア駅に帰ってきます。

しかし、その後もランポは、度々電車に乗ってリボルノへ行き、

老人を訪問したのです。


子供が好きで、動物好きの人間を愛する犬でした。

副駅長の娘の幼稚園の通園に付き添った後、

駅長の奥さんを訪問し、買い物に同行するのです。

その余暇として、急行に乗って列車旅行を楽しむランポ。

カンピーリア駅に停車する急行の食堂車のコックから、

骨付き肉を貰う写真は有名で各紙を飾りました。


この本の著者は、カンピーリア駅の副駅長です。

流通量が少ないようですが、

ブックオフの100yenコーナーで、入手し幸運でした。

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