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生きながら火に焼かれて

ikinagarahiniyakarete6087

スアド著
松本百合子訳
ソニー・マガジンズ刊



  プロローグ 火あぶり

  第1部 第1の人生
   1.育った村の記憶
   2.消えた妹ハナン
   3.殺される女性たち
   4.裸足の花嫁、姉ヌーラ
   5.わが家の王様、弟アサド
   6.許されない恋愛の記憶
   7.望まぬ妊娠
   8.死と闇の記憶

  ジャックリーヌの証言
   火あぶりにされた少女との出会い
   決死の救出

  第2部 第2の人生
   9.再生
   10.結婚
   11.絶望と罪の意識の中で
   12.生き残った者の義務
   13.息子との再会
   14.本当の家族

  女性たちを救う仕事 ジャックリーヌ
  読者へのメッセージ スアド


ヨルダン川西岸の、警察すらない地域の村に生まれ
17歳で、恋をし妊娠した為に、
家族は、名誉を汚した罰として、
スアドを、火あぶりにしました。

長男マルアンを出産後「SURGIR」の手で
(親子一緒に)スイスへ救出され、
奇跡的に、一命をとりとめました。

結婚後は、家族に囲まれ
幸福な日々を過ごすスアドさんです。

妻への、DVの多い故郷の村の暮らしとは違い
イタリア人のご主人は、とても温和な方で・・・。

「名誉の殺人」の唯一の生存者『スアド』が、
自分を取り戻すまでの、再生の記録。




著者の病室に、もうひとり
「火の中に落ちた少女」がいた事から
火刑は、特殊な事では、ないようです・・・。

担当医も、積極的に
治療しないのですから、驚きです・・・。

以前、求婚者(近所のファイエツ)の両親から
正式に結婚の申込みがあった青年です。

ずっと年上だった男性側は一切責任を取らされず、
抗議も非難もされはしないのです。

いわゆるショットガンマリッジ(できちゃった婚)
の様な習慣は・・・ないそうです。


家族会議で決定された、運命の日は
(家に)実行犯と被害者だけを
残して両親は外出する・・・。
その、あまりの、念のいれように絶句しました・・・。

「犯人」は、法で裁かれる事もなく
「英雄」になれるのですから・・・。

もう、異常な事態としかいいようがありません・・・。

そうしないと、村に住めなくなるなんて・・・。




20ヶ国以上で、翻訳出版されています。

女の子は、家畜の世話をする時以外は、
家から一歩も外出せずに成長します。

『外出する権利』は、結婚によって得られます・・・。

フランスでは42万部も売れていますが、
「名誉の殺人」と言う、言葉も
まだ、ほとんど知られていません。

年間6000人(事故・自殺ぬきで)
の女性が「名誉の殺人」の
犠牲になっているのが実情です。

刑務所で保護してもらえる国もありますが
出所してすぐに殺されてしまった娘も多いらしい・・・。

イスラム教指導者や、バチカン・・・
フセイン大統領でさえも「名誉の殺人」を
禁止しています。

来日した著者へのインタビューも行われました。

   <SURGIR>
   精神的・肉体的に苦痛を抱え、罪深い慣習に
   拘束されている世界中の女性たちおよび
   その子供たちのためのスイスの組織です。

   SURGIRは女性たちを、打ちのめしている
   不公平な因習と日々、必死に闘っています。

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