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ルリュールおじさん

ruryu-ruozisann

いせ ひでこ(伊勢英子)著
理論社刊
第38回 講談社出版文化賞絵本賞受賞



ソフィーの、大事にしていた
植物図鑑が、バラバラになってしまいました・・・。

せっかく描いたアカシアの絵が、だいなしです。

街角のおばさんから
「それならルリユールのところに持っていくといい」
と、教えられたソフィーは、小さな工房を尋ねます。

寡黙な職人のおじさんに
図鑑を直してもらうことになったのですが・・・。




フランスでは、長い間、装丁と製本を
一緒に行う事が禁じられていたため
分業化し、ルリュールという職業があるのだそうです。

今では、機械化されてしまい、
全部を「手作業」でできる職人さんは、
希少になりました。

「ルリュールおじさん」の父親も、
そういった「魔法の手」をもつ、
名人のひとりだったようです。

パリの路地裏の風景のイラストが、とても素敵です。

鳥打帽を被り、ポケットに手を入れて
前かがみに石畳を歩く人影に、
パリの風情が漂います。

ルリュールおじさんとソフィーの
出会いの場面は、まるで映画の様でしょう。

ルリュールおじさんの回想シーンの中で
父親の手仕事を、息子(少年)が見るイラストは
宮崎アニメを連想します。

結末も素晴らしいので、お楽しみに。
晴れのち猫
Posted by晴れのち猫

Comments 2

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ミヅタマ  

こんにちは。

テレビで紹介されてるのをみて
悲しい気持ちの朝だったのですが
とても惹かれて読みました。

おっしゃるとおりまさしく映画のようで
フランスの空気が伝わってくる一冊でした!

2008/01/29 (Tue) 22:39

店長  

はじめまして。

先日は、拙ブログにお立ち寄り頂きありがとうございました。

素敵なコメントありがとうございます。

2008/02/04 (Mon) 16:12