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チヌロップのきつね

tinurottpunokitune7572
高橋宏幸作・絵
金の星社刊



英語版・ドイツ語版が出版され、
アニメ映画でも話題をさらった詩情豊かな絵本。

千島列島に実在する小島をモデルに描かれました。





太平洋戦争末期、チヌロップ島へ
今年も、昆布漁をする老夫婦が上陸しました。

おばあさんは、生後間もない野生のコギツネに
『ちびこ』と名付け、可愛がります。

おばあさんは『ちびこ』の(赤い布でできた)首輪に、
一輪のキツネザクラの花を、さしてあげました。

チヌロップ島にも、やがて、戦火が迫り
老夫婦が、島を去る日がやってきました。

ふたりが去った後のチヌロップ島に、
日本兵が上陸して来るようになり、
島のあちこちで、恐ろしい銃声が響くようになりました・・・。

キツネ達は、1匹・・・また1匹と
銃弾に倒れてゆきました・・・。

そんなある日、『ちびこ』は
ひとりで散歩に出た森で、ワナに足をはさまれ、
身動きがとれなくなってしまいました・・・。






北海の孤島に住む狐の一家と
老夫婦の心の交流の物語。

目立たない絵ですが・・・

赤いヒモを首輪がわりに巻いてもらった
赤ちゃんぎつね『ちびこ』が、おばあさんに
抱かれているイラストは、それはそれは可愛い。

見た人の心をうつでしょうね・・・。

著者は、太平洋戦争が激化する昭和19年に
日本兵として、チヌロップ島に上陸しました。

その時、島を去ろうとしていた老夫婦から、
『どうか、狐を可愛がって下されの』
と、頼まれたそうです。

島内では、その後・・・
密猟者の仕掛けたワナ(トラバサミ)が
相次いで、発見されました。

そのワナのひとつには・・・
白骨化した子狐の遺体が、挟まっていたそうです。

すぐ近くには、母狐が運んで来たと思われる
エサ(小動物の骨)が、沢山残っていたそうです。
その光景の、あまりの痛ましさに、
著者は、強い憤りをおぼえ、本書を執筆されました。
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