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お月さんももいろ 松谷みよ子

gremz(グリムス):再生紙

otukisannmomoiro6075

松谷みよ子著
ポプラ社刊


庶民が、珊瑚をもつことを許されなかった時代、

土佐の海辺を舞台にくりひろげる、

海女「おりの」と猟師「与吉」の悲恋の物語。


しかし、当時は、山の者と海の者が、

結婚する事は、許されませんでした・・・


与吉は、おりのの父親の病に効く「熊の胃」を、

「熊の胃は強いので、ちびっとだけ、噛んでねぶっとけ」

そう言って、おりのに手渡します。


おりのの暮らす浜辺で、

貴重な「ももいろ珊瑚」が採れる事は、

ずっと昔から、極秘にされており、

誰にも知られてはならない掟でした・・・


おりのは、夜、ひとりで密かに小船を操り、

桃色珊瑚を採るのでしたが・・・

まだ、あどけない、おりのが船上で唄う

『お月さん ももいろ』の唄は、

いつしか都へ聞こえてしまったのです。


珊瑚のカンザシなど、見た事もない、

おりのは、捕らえられて無残にも処刑されてしまいます。

もし、おりのに母親か姉妹がいたら、

そんな危険な唄は、唄わせなかったでしょう・・・。


ももいろ珊瑚は、

おそらく・・・海も見た事がないであろう姫様の、

櫛やコウガイになったそうです。


『お月さん ももいろ 誰ん言ぅた 海女ん 言ぅた 海女の口引き裂け』

この唄が、頭から離れません。

救いがたい哀しみとともに、

後味の悪さが残る作品ですが、

何故だか、忘れる事ができません。

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