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魔法の夜 ドミニク・マルシャン

mafo-noyoru

ドミニク・マルシャン著
アルブレヒト・リスラー イラスト
木本 栄 訳
講談社 刊



粉雪が舞う、クリスマスの夜。

どの家にもあたたかい灯りが灯され、
通りを歩いている人はみな、家路を急いでいます。

雪の中を、ふとりぼっちで、歩いている老人がいました。

その後を追うようについて行くのは、一匹の小さな白い犬。

老人は犬に気づきましたが、
吹雪は次第に激しさを増してゆきます。

とうとう、たまりかねた老人は、
荒れ果てた小屋に入る事にしました。

小さな白い犬と老人は、パンを分け合いながら、
クリスマスにふさわしく、キャンドルをともして、過ごしました。

やがて、キャンドルの明かりが尽きると、
小さな白い犬に、物語を語って聞かせるのでした。

小さな白い犬は、黙って物語に聞き耳をたてていましたが・・・

老人に向かって、言いました。

実は・・・自分は、魔法使いなので、
魔法で何か願い事を、ひとつ叶えてあげられるのだと。

老人は、即答します。

長い間、小さい犬の友人が、ずっと欲しかったのだと・・・。

魔法使いは、長い間、考え込んでいましたが、
首にかけていた、輝く石を、外し、
老人の傍らに、静かに横たわりました。

魔法の力を永遠に失い、
ただの「犬」になる道を選択したのでした。

ふたりは、それから、片時も離れず、ずっと一緒でした。



歌に登場するリトンという人物は、
かつて、犬のショピンをつれて南フランスを放浪し、
寒い夜にマルシャンのもとに身を寄せたことがあったといいます。

37歳の若さで他界したフランスの歌手ドミニク・マルシャンが、
20歳の時に作った歌を、絵本化した作品です。

イラストは、アルブレヒト・リスラーの、
淡いやさしげな色鉛筆画。

私が、一番好きな絵です。

翻訳はロンドンに生まれで、ベルリン在住の、
木本栄氏です。

グリムス:砂漠化
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