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黄金の羅針盤(下) ライラの冒険

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フィリップ・プルマン著
大久保寛訳
新潮社刊



第2部 ボンバルガー

12.ゆくえ不明の少年
13.フェンシング
14.ボンバルガーの灯
15.ダイモンの檻
16.銀のギロチン
17.魔女たち

第3部 スバールバル

18.霧と氷
19.とらわれの身
20.死闘
21.アスリエル卿の歓迎
22.裏切り
23.星へのかけ橋

ライラ・ベラクア・・・・・・・・・アスリエル卿の娘で、ジョーダン学寮に住む女の子
パンタライモン・・・・・・・・・ライラのダイモン(守護精霊)
アスリエル卿・・・・・・・・・探検家で、ライラの父親
コールター夫人・・・・・・・・未亡人 ライラの母親
ロジャー・パースロー・・・・ライラの親友で、ジョーダン学寮の調理場の下働き
マ・コスタ・・・・・・・・・・・・・船上生活者ジプシャンで、ライラの乳母
ジョン・ファー・・・・・・・・・・・ジプシャンの頭領で、セラフィナ・ペカーラの命の恩人
ファーダー・コーラム・・・・・・ジプシャンの賢者
イオレク・パーニソン・・・・・・ライラを愛するパンサー・ビョルネ 
                   恋敵を殺害した理由で追放された、よろいグマの王子 
リー・スコーズビー・・・・・・・テキサス男 気球乗り
イオファー・ラクニソン・・・・・コールター夫人に憧れる、スバールバルのよろいグマの王
セラフィナ・ペカーラ・・・・・・・エナラ湖地区の魔女一族の女王(300歳) 外見は20代

黄金の羅針盤によって、
ボンバルガー基地のまわりには、
鉄条網がはりめぐらされていて、
60人のライフルを持ったタタール族が、
火炎弾を放つ武器・大砲と共に、守っている事が判明。

しかし、ライラは湖畔の村に出没する
幽霊に会って話をするため、よろいグマに騎乗して、
ひとりで、村へ向かわなくてはなりませんでした。

クマは、驚く程、毛深かった。

ライラは途中で、戦争へ向かうために、
何百もの魔女が北へ飛行するのを、目撃する。

魚の貯蔵小屋でうずくまっていた、
トニーという少年は、生きていましたが、
・・・ダイモンが、いなかった。

ゴブラーが、インターシジョン(切りはなし)したのです。

『切り裂かれた子供』とは、この事だったのです。

通常、ダイモンは人間から3mしか離れられません。

それ以上離れると、ダイモンに引っ張られるし、
胸が張り裂けそうになるからです。

ダイモンを遠い異国まで、とばせるのは、魔女だけでした。

間もなく、ジプシャンの一行に追いつきましたが、
誰もトニーを気味悪がり、近づきませんでした。

クマに、たしなめられて、ジプシャン達は、
トニーを介抱しましたが・・・
夜明け前に、トニーは逝きました。

暖かい場所に、じっとしている事が、できなかったのです。

ソリで移動する間、ライラは、リー・スコーズビーから、
スタニスラウス・グラマンは、タタール族に
殺害されたのではないと、知らされます。

霧に包まれた雪原で、犬を休ませている時に、
サモエード族の猟師の襲撃を受け、
ライラだけが、ボンバルガーへさらわれてしまう・・・。

ライラは、リジー・ブルックスと名乗り、
医師達に素性を隠して、
情報の収集に努めたが、
ゴブラーが、ダイモンの「切りはなし」を、
このボンバルガーで、行っている事は、明白だった。

親友ロジャーや乳兄弟トニーと再会し、
避難訓練の混乱に乗じて、
セラフィナ・ペカーラのダイモン(ハクガン)の援護で、
切りはなされ、檻に閉じ込められていた
ダイモンを、開放する。

鳥に姿を変えたダイモン達は、
ハクガンの後について、持ち主の元へと、飛んで行った。

何事もなかったように、
避難訓練に戻ったライラの前に、
飛行船が降り立ち、コールター夫人が現れる・・・。

夫人の到着は、明日の予定だったが・・・

ライラは、明日になれば、ジプシャンの一行が、
ボンバルガーに到着すると予想していたので、
その機に乗じて、火災報知器のベルを合図に、
子供達で、脱出する手はずになっていたのだ。

夜、コールター夫人を囲んでの会話の内容を
スパイするため、単身、天井裏をつたって
会議室へ向かうライラだったが、
万一を考え・・・・・・黄金の羅針盤は、
コートのポケットに入れたまま、
合同寝室の天井裏に残していった。

新型の、切りはなし機が完成した事を知る。

ライラは、見つかってしまう・・・。

パンタライモンが捕らえられ、
身動きが出来なくなったライラは、
新型機の銀のギロチンの餌食に・・・・・・

切りはなされそうだった、ライラのピンチを救ったのは、
意外にも、コールター夫人だった。

コールター夫人は自室にライラを連れ帰り、
憔悴しきった様子で、
カモミールティーを飲ませて介抱してくれた。

ライラは、決してママとは呼んだりはせず、
何も知らないフリを装っていた。

ライラは、心配するコールター夫人の質問に、
カクテルパーティーの最中に、誘拐されたと、
もっともらしい話を聞かせつつも、
すでに、夫人の関心が、防水袋の中の
『真理計』に集中している事にも、気付いていました。

旅立ちの朝、学寮長から託された物を、
渡すように、ライラに要求してきました。

しかし、コールター夫人が『真理計』だと思って、
袋から出したのは、大きさこそ同じでしたが・・・
機械仕掛けの追跡装置でした。

ライラが、金属加工の名人でもある、よろいグマに頼んで、
あらかじめ作ってもらっていた、ダミーでした。

コールター夫人が、ブンブンうなる追跡装置の缶のフタを、
開けている間に、ライラは駆け出しました。

火災報知器のブザーを鳴らし、
調理場のガスを開栓し、小麦粉を投げ、放火しました。

子供達は、すでに、脱出の準備を整えていたので、
いっせいに、ボンバルガーから逃げ出しました。

雪原には、タタール族が、待ち伏せしていましたが、
ライラは、鎧の隙間から、
目潰しの雪を投げつけて、逃げました。

クマが突撃し、魔女が上空から弓矢を射かけ、
ジプシャンも合流しました。

コールター夫人も、スノーモービルで、ライラを、
取り戻しに来ましたが、ライラはロジャーと一緒に、
魔女の雲マツにつかまって、上空に逃れました。

リー・スコーズビーの気球に、クマと共に乗って、
実父アスリエル卿の囚われている、
スバールバルへと向かうのです。

アスリエル卿が、研究を中止しないため、
死刑が確定するかも知れないのです。

セラフィナ・ペカーラ他数人の魔女が、
気球を北へと、ひっぱってくれました。

崖鬼(クリフ・ガースト)の襲撃で、
ライラは、気球のカゴから投げ出され、
クマとはぐれてしまった・・・

霧の中から、よろいグマの一団が現れ、
ライラはスバールバルへ投獄されてしまう。

牢の中にいた、学者から、
イオファー・ラクニソンに関する情報を入手した、
ライラは、番人をそそのかして、イオファーと逢う。

イオファーは、イオレクが追放される前から、
コールター夫人に恋していて、
人間になりたがっていました。

イオファーは王座の上で、
コールター夫人にそっくりのマネキンを、
膝に抱いていました。

・・・・・・ダイモンの、つもりなのです。

そう・・・イオファー王は何よりも、
自分のダイモンを欲しがっていました。

ライラは、これを巧妙に利用し、
イオファー対イオレクの、王座決定戦を提案します。

自分は、イオレクのダイモンであり、
イオレクと1対1で、闘って勝利したクマだけが、
自分(=ダイモン)と一体になれる・・・・とだましたのです。

かくして、イオレクは火炎弾による攻撃を、
受ける事なく、クマの宮殿に入り、
イオファーを倒して、王位につきました。

ライラは、再会したロジャー・イオレクと一緒に、
アスリエル卿の幽閉されている屋敷へと、
向かいました。

再会を喜ばないアスリエル卿に怒りを感じながらも、
ライラは、ぐっすりと眠ってしまいました。

執事に起こされて見ると、すでに、
アスリエル卿の姿はなく・・・

ロジャーが・・・ロジャーがいなくなっていました。

思えば、昨夜・・・・アスリエル卿は、ライラの
父娘の名乗りにも、一切、感動を示さず・・・・・

『真理計』・・・・

折角、ライラが届けた『黄金の羅針盤』に対してさえ、
「いらない」と、言っていました。

では、アスリエル卿が、地球へ通じる『橋』を
完成させるために、入手したかったものとは・・・・・

子供だったのです。

装置の稼動時に、必要なエネルギーのために、
犠牲となる子供が現れるのを、待ち望んでいたのです。

ライラに再会した時に、
「お前を待っていたのではない」と、
言ったのは、そういう意味でした。

ライラは、ロジャーを助けたい一心で、
北極まで来たのに・・・・

結果として、ロジャーをここまで、
連れて来てしまったのです。

ライラは、駆けつけましたが、間に合いませんでした・・・・

ライラは、ロジャーの身体を、抱いていましたが、
もう、すでに、ロジャーは動かなかった。

アスリエル卿は、間もなく追いついて来たコールター夫人に、
橋を渡って、一緒に地球へ行こうと、誘います。

ふたりは、今でも愛しあってはいましたが。

夫人は断わります。

ライラは、アスリエル卿の後から、
空に架かった橋を、渡り始めました・・・。


結局、活躍したのは、ジプシャンでも
パンタライモンでもなく、クマでしたね。

ロジャーは、コールター夫人よりも、
アスリエル卿の方が、怖いと言っていたのですが、
それでも、翌日、ロジャーがあんな事になるとは、
思えませんでした。

あれほど、反目しあっていたコールター夫人と、
同じ事をするなんて、私にとっては、意外な展開でした。
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