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初雪のふる日 安房 直子

雪兎は、歌います。


「片足、両足、トントントン」


雪うさぎに連れ去られた子供は、
二度と戻って来られない・・・

何処か遠い所で、小さな雪の固まりに、されてしまう。

usagi

安房 直子 著
こみね ゆら イラスト
偕成社刊


ある日、女の子は、ろう石で描いた石蹴りの輪を見つけます。

片足、両足、片足、両足、片足、片足、両足・・・


モミの木の森を抜け、見知らぬ街を通り、

女の子は、夢中になって、石蹴りを続けます。


ふと、気が付くと、前後を大勢の「白うさぎ」に、

囲まれてしまっていました!


兎達は『雪うさぎ』でした。


雪兎は、歌います。


「片足、両足、トントントン」


雪うさぎに連れ去られた子供は、
二度と戻って来られない・・・・

何処か遠い所で、小さな雪の固まりに、されてしまう。



いつか、おばぁちゃんに聞かされた

恐ろしいお伽話を、思い出した女の子は、

教えてもらった、おまじないを唱えようとしました。


すると、白うさぎは、いっせいに歌を合唱します。


女の子は、おまじないを言えないうちに、

どんどん、遠くへ、連れ去れてしまいました・・・。


「おばぁちゃん、助けて!」


そう思った途端、足元の石蹴りの輪の中に、

よもぎの葉っぱが落ちているのが目に入りました。


女の子が拾うと、春の香りがあたりに立ち込め、

白うさぎは歌うのをやめました。


雪がやみ、あたたかい陽射しが女の子のほほを暖めます。


女の子は急いで、おまじないを唱えました。


「よもぎ、よもぎ、春のよもぎ」


すると、雪うさぎの姿は、消え失せ、

女の子は、見知らぬ街に、ひとり、たたずんでいました。


人々は、見知らぬ女の子の周りに、集まり、

何処から来たのか尋ねます。


日が暮れないうちに、女の子は、バスに乗せられ、

住んでいた懐かしい街へと、送り返されました。


雪うさぎが、去った後、

女の子が、薬局の前にたたずんでいる様子が印象的でした。


こみね ゆらさんのイラストで、

雪うさぎの魔法の世界が表現されています。


夢中で遊んでいるうちに、知らない人に

囲まれていたりしたら、怖いですね・・・。
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