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絵本 ゾマーさんのこと

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パトリック・ジュースキント
ジャン=ジャック・サンペ
池内紀訳
文芸春秋刊



  どこへ行くのだろう?
  黙って、いつも、ゾマーさんは歩いている。

           『ゾマーさんのこと』より


『ほっといてもらいましょう!』
そう言いながら、ゾマーさんは、歩き続ける・・・。


ペンキ屋の地下室に、
引っ越して来たゾマーさん夫妻・・・。

ゾマー夫人は、
一日中、人形を作り続ける・・・。

月に一度、郵便局へ行き、
買い物をして戻る以外は、
ずうっと、人形を作ってる・・・。

ゾマーさんは、帽子をかぶり
クルミの杖を持って、リュックサックを背負い
ただひたすら、歩き続ける。

嵐の日も、雪の日も、
野を越え森をぬけ・・・村中を歩き回る。

ピアノの先生の(僕の遅刻に対する)
執拗な叱責に、嫌気がさした少年は
大木から、投身自殺をはかりますが・・・。

飛び降りようとした、ちょうど、その時、
大木の真下をゾマーさんが通りがかります。

閉所恐怖症のために、
家に居られなくなってしまったゾマーさんが、
死の恐怖におびえ、
「目の見えない何者か」から、
逃げる様に歩き続ける様子を
目の当たりにしてしまった少年は、
自殺を踏みとどまります。

その5年後、12歳になった少年は、
ある晩、湖畔で、
ゾマーさんを見かけたのですが・・・。





僕が、まだ、木登りが得意な
7歳の少年だった頃の追憶が、
少年の口を通して語られます。

ムーミン谷を、想わせるイラストに
つい、見入ってしまいました。

ひかえめで優しい少年の、思春期の
揺れ動く心がうまく表現されています。

ゾマーさんという、ナゾの人物や、
僕の初恋・青春が、
生き生きと描かれています。


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つきのぼうや イヴ・スパング・オルセン

tukinobouya

イヴ・スパング・オルセン著
やまのうち きよこ訳
福音館書店刊


ある晩お月様は、下の池にいるもう1人のお月様と友達になりたくて、

あの方を、連れてきてくれるよう「つきのぼうや」に頼みました。

ぼうやは、星を蹴飛ばし地球へやって来ます。

雲を突き抜け、飛行機のそばを通って降りていきました。

途中、丸いものに沢山出会いましたが、

どれもお月様ではありません。

雲を通り抜け、鳥の群れを抜け、木の間をくぐり、

煙の中を通り抜け、

笑顔の素敵な娘の髪に月の輝きを与え、

家の前を通って、船着場からとうとう海の底までたどり着きます。

水の中に飛び込み、底にあった手鏡をのぞきこむと、

そこに見事な、お月様が映っているではありませんか。

つきのぼうやは手鏡を持って帰り、

お月様は鏡の中に親友を見つけて幸せでした…。


厚生省中央児童福祉審議会推薦

日本図書館協会選定

デンマークの絵本です。
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